「伊根の舟屋って子連れでも楽しめるの?」「天橋立からの移動は大変じゃない?」そんな疑問を抱いていたのは、私自身でした。
岐阜市で3人の娘を育てる母として、家族旅行の行き先には「子供も大人も楽しめるかどうか」をいつも重視しています。
今回訪れた伊根の舟屋と天橋立は、まさにその条件にぴったり!
海のない岐阜県に住むわが家にとって、舟屋が並ぶ海辺の町並みはまるで絵本の世界のようでした。
遊覧船からの景色に感動し、カモメのエサやりに子供たちは大はしゃぎ。
天橋立では絶景やアクティビティも満喫でき、1日で2つの魅力を楽しめる旅になりました。
本記事では、親子で実際に体験したからこそわかる「子連れ目線」でのおすすめルート・アクセス方法・食事情報・注意点を徹底ガイド。
初めての方でも安心して楽しめる家族旅行のヒントをたっぷりお届けします!
伊根ってどんな場所?天橋立から行ける絶景の舟屋町

天橋立から車で30分ほどの場所にある「伊根の舟屋」。
海沿いにずらりと並ぶ舟屋の景観は、まるで絵本の世界のようです。
ここでは、日常ではなかなか見られない海と共に暮らす町ならではの風景や、子供も夢中になる体験が待っています。
まずは、伊根ってどんな場所なのか、その魅力をやさしくご紹介します。
伊根ってどこ?天橋立から車で30分の港町
京都府北部、日本三景・天橋立から車で約30分の場所にある「伊根(いね)」は、海に面した小さな港町です。
全国的にも珍しい「舟屋(ふなや)」が立ち並ぶその景観は、まるで海に浮かぶ町のよう。
静かな海と古い木造の建物が織りなす風景は、日常を忘れさせてくれるほどの美しさがあります。
「舟屋」とは?海と暮らす不思議な建物
舟屋とは、1階部分が船のガレージ、2階部分が住居になっている伊根独特の建物。
現在も230棟以上が残っており、地元の方の生活がそのまま続いています。
漁村でありながら観光地としても人気を集めており、その理由の1つがまるでジブリの世界のような雰囲気です。
子供と一緒でも楽しめる?家族にやさしい静かな観光地
子供と一緒に訪れると、「この家、海に浮かんでるの?」「魚が見える!」とワクワクが止まりません。
大人は風情ある景観を、子供は五感で感じる自然や非日常をそれぞれ楽しめるのが伊根の魅力です。
天橋立観光のついでに少し足を延ばすだけで、家族みんなで特別な体験ができるのが伊根の舟屋です。
歴史ある町並みを家族でのんびり散策するなら、岐阜から行ける国宝「犬山城」や城下町観光もおすすめ。
詳しくはこちら【【子連れで楽しむ犬山城】歴史・スイーツ・絶景を満喫!おすすめ駐車場&混雑対策も解説】をご覧ください。
子供も楽しめる!伊根で体験できること

伊根は「静かな大人の町」という印象を持たれがちですが、実は子供と一緒でもしっかり楽しめるスポットがたくさんあります。
特におすすめなのが、「伊根湾めぐり遊覧船」と「道の駅舟屋の里」でのグルメ体験です。
遊覧船に乗って舟屋を海から見よう!カモメのエサやりも人気
まずは、伊根観光の王道ともいえる「遊覧船」。
約25分のクルーズで舟屋の町並みを海側から眺めることができ、普段見られない角度からの景色に大人も子供も思わず「わあ!」と声を上げてしまうはず。
船の上ではカモメにエサやりもでき、子供たちは夢中になります(エサは船内で購入可)。
「伊根湾めぐり遊覧船」の情報
項目 | 詳細情報 |
---|---|
運行時間 | 毎日運航(約25分間のクルーズ) |
料金 | 大人 1,000円 / 子供 500円(4歳未満は無料) |
乗り場 | 伊根湾めぐり遊覧船のりば(道の駅「舟屋の里伊根」から徒歩5分) |
「カモメ多すぎ!?」子供も夢中のエサやり体験レポート【体験談】
実際に乗ってみると、カモメの多さにびっくり!
遊覧船のまわりを何十羽ものカモメがぐるぐる飛び交い、子供たちは大興奮でエサをあげていました。
あまりの近さに、ちょっと怖がる場面もありましたが、それもまたいい思い出に。
エサとして販売されている「かっぱえびせん」は船内で購入できますが、少し割高に感じたのが正直なところ。
次回は事前にスーパーなどで用意しておくのもアリだなと思いました。
乗り物好きのお子さんには電車の旅もおすすめ。
岐阜の長良川鉄道で郡上八幡へ出かける観光列車の旅についてはこちら【電車好きキッズ必見!観光列車「ながら」で行く郡上八幡日帰りプラン【岐阜市から出発】】を参考にしてください。
グルメも魅力!舟屋の里で食べる海鮮&スイーツ
観光の合間に立ち寄りたいのが「道の駅 舟屋の里 伊根」。
地元食材を使った海鮮丼や、ソフトクリームなど子供でも食べやすいメニューがそろっており、眺めのよいテラス席では伊根湾を一望しながら食事が楽しめます。
海辺の自然であそぼう!貝殻ひろいや波打ち際さんぽ
また、伊根湾周辺には魚や小さなカニなど、海の生き物を間近で観察できる場所も点在。
夏場には、波打ち際での水遊びや貝殻拾いも楽しめます。
松林の香りや波の音など、自然に触れながらのんびり過ごせるのも魅力です。
海のない岐阜からの感動体験【体験談】
伊根から少し戻った天橋立エリアには「天橋立海水浴場」もあり、夏には水辺のレジャーが楽しめます。
海がない岐阜から来たわが家の子供たちは、海の潮のにおいを感じながら、砂浜と波打ち際を何度も行ったり来たり。
いつもは触れることのない海という存在を、五感いっぱいに感じることができた、とても貴重な体験になりました。
「見る」「乗る」「食べる」「ふれあう」など、子供の五感を刺激する体験が詰まったのが伊根です。
川や水辺で遊べる岐阜のお出かけ先を探している方はこちらもおすすめ!
岐阜でヤナ体験をしながら鮎料理が楽しめるスポットについてはこちら【岐阜で子供と川遊び!洞戸観光ヤナ&モネの池で夏の思い出づくり】をご覧ください。
アクセス・天橋立から伊根への行き方【車・バス比較】

伊根の舟屋は、天橋立から車で約30〜40分と、ちょっと足を延ばせば行ける距離にあります。
天橋立観光とセットで訪れる方が多く、特に小さな子供連れの場合は、車での移動がおすすめです。
車でのアクセス・所要時間とおすすめ駐車場【車の場合】
天橋立周辺の駐車場から出発し、国道178号線を北上すれば、伊根湾エリアにスムーズに到着します。
道は比較的走りやすく、途中の海沿いドライブは眺めも良好。
伊根地区には観光用の無料駐車場も複数あり、「舟屋の里」道の駅にも駐車可能です。
バスでのアクセス・路線バスの乗り方と注意点【バスの場合】
天橋立駅前のバス停から丹後海陸交通バス「経ヶ岬行き」に乗車し、約1時間で伊根バス停へ到着。
公共交通機関を利用した旅も可能ですが、本数が限られているため、事前に時刻表の確認が必須です。
子供が長時間の乗車に疲れてしまう可能性もあるため、旅慣れたファミリー向けといえます。
家族旅行に嬉しい途中立ち寄りスポットもチェック【ワンポイント】
途中で休憩したい場合は、道の駅「舟屋の里」や「丹後王国 食のみやこ」などが立ち寄りにおすすめ。
ご当地グルメや遊具のある施設もあり、子供も飽きずにリフレッシュできます。
親子におすすめ!天橋立→伊根の半日モデルコース

「天橋立も伊根も行きたいけど、子供が疲れないか心配」そんなご家族のために、移動や休憩を考慮した親子向けのゆったりプランをご紹介します。
天橋立と伊根は距離が近く、1日で両方楽しむことが可能。
午前中は天橋立で絶景&アクティビティを満喫し、午後から伊根でのんびりとした舟屋観光を楽しむのが理想的な流れです。
モデルコース一覧(小さな子供連れ向け)
時間帯 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
9:30〜11:30 | 天橋立ビューランドまたは傘松公園 | リフトやモノレールに乗って絶景を満喫。小さな子供でもOKなアトラクション多数。 |
12:00〜13:00 | 天橋立周辺で昼食 | 海鮮丼やうどん、ソフトクリームなど、子供が食べやすいメニューが豊富。 |
13:00〜13:40 | 伊根へ車で移動 | 約30分の海沿いドライブ。眠ってしまった子供にもやさしい時間帯。 |
13:45〜14:30 | 遊覧船で舟屋めぐり | 約25分の乗船体験+カモメへのエサやりで子供も大興奮! |
14:30〜15:00 | 道の駅でおやつタイム&お土産選び | ソフトクリームやおせんべいなど、ちょっと一息。お手洗い休憩にも◎ |
15:00〜15:30 | 舟屋を陸側から散策 | 歩ける距離で静かに舟屋の景観を楽しむ。ベビーカーでも通れる道あり。 |
時間に余裕があれば、夕方にもう一度天橋立へ戻ってお土産タイムを楽しむのも◎。
逆に伊根をメインにしたい場合は、午前と午後を入れ替えてもOKです。
【よくある質問】伊根をより楽しむための豆知識&注意点Q&A
伊根の舟屋は魅力的な観光スポットですが、「小さな子供連れでも大丈夫?」「歩きやすい?」など、事前に知っておくと安心なポイントもいくつかあります。
ここでは、親子でのお出かけに役立つ豆知識や注意点をQ&A形式でまとめました。
- Q舟屋の中には入れるの?
- A
基本的に舟屋は個人の住居のため、中に入ることはできません。
ただし一部はカフェや宿泊施設として公開されています。
「舟屋日和」などの店舗付き舟屋は、見学がてらの立ち寄りにおすすめです。
- Qベビーカーは使える?
- A
伊根の町は舗装されている場所が多く、ベビーカーでの散策は可能です。
ただし、道が細く坂も多いため、なるべくコンパクトなベビーカーがベター。
遊覧船乗り場や道の駅ではスロープも完備されています。
- Qお手洗いや授乳室はある?
- A
観光の拠点となる「道の駅 舟屋の里 伊根」には、多目的お手洗い・おむつ替えシートがあります。
授乳室はありませんが、車内や食事処での対応を想定しておくと安心です。
- Q天橋立と伊根、どっちを先に行くのがいい?
- A
子供の体力や年齢によりますが、午前中にアクティブに遊べる天橋立ビューランド→午後にのんびり伊根という順番が人気です。
ただし、朝イチの伊根遊覧船は空いていて快適なので、逆パターンもおすすめです。
- Q駐車場は混雑する?
- A
休日や連休中は混雑することもありますが、伊根地区には無料・有料あわせて数カ所の駐車場があります。
道の駅駐車場(無料)を起点にすると、舟屋エリアの散策や食事もスムーズです。
まとめ・伊根と天橋立を親子でめぐる、特別な海辺の旅を!
天橋立と伊根の舟屋は、どちらも自然の美しさと日本の風情を感じられる、家族旅行にぴったりのスポットです。
天橋立では絶景や遊具で思いっきり体を動かし、伊根では静かな海と舟屋の景観を眺めながら、穏やかなひとときを過ごせます。
特に伊根は、「見る・乗る・食べる・ふれあう」といった子供の五感を刺激する体験が充実。
遊覧船でのカモメのエサやりや、海辺の散歩、舟屋を背景にした写真撮影など、家族の思い出に残る瞬間がきっと見つかります。
岐阜からでも子供と訪れることができる「天橋立×伊根」ルートは、子連れ旅にこそおすすめしたいモデルコースです。
ぜひ、家族みんなで特別な海辺の時間を過ごしてみてください。
次は春や秋の風景も見てみたいね、という声も家族で出たほど印象的な旅になりました。
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※この記事は、岐阜市在住・3人の娘を育てる筆者が実際に伊根を訪れた体験をもとに執筆しています。掲載内容は2025年4月時点の情報です。最新の情報は、公式サイトをご確認のうえ、お出かけください。