夏休み、どこに出かけようか迷っていた我が家。
「自然の中で思いっきり遊ばせたい!」という思いから、岐阜県関市にある人気スポット「洞戸観光ヤナ(ほらどかんこうやな)」に行ってきました。
ここは、板取川の清流を活かした伝統的なヤナ漁を体験できる貴重な施設で、鮎料理・川遊び・釣り堀・マスのつかみ取りなど、子供が夢中になるアクティビティが満載!
さらに、車で15分ほどの場所には、まるで絵画のような景色が広がる「モネの池」もあり、家族で1日楽しめる夏の親子旅にぴったり。
今回は、実際に子連れで訪れた体験をもとに、「洞戸観光ヤナ」の魅力やアクセス方法、遊び方のポイントを徹底紹介します。
「岐阜で子供と川遊びしたい」「自然体験ができるお出かけ先を探している」方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【アクセス・駐車場も解説】岐阜・関市「洞戸観光ヤナ」の基本情報まとめ
岐阜県関市にある「洞戸観光ヤナ」は、長良川の支流・板取川に位置する、岐阜ならではの夏の観光スポットです。
ヤナとは、竹を使って川に仕掛けをつくり、鮎などを捕獲する伝統的な漁法のことで、この施設ではその本物のヤナ場に実際にあがれるという貴重な体験ができます。
また、洞戸観光ヤナは食事処としても人気が高く、鮎の塩焼きや刺身、背ごしなど、鮎本来の美味しさを堪能できる料理が豊富にそろっています。
お子さん向けの「お子様ランチ」もあり、家族みんなで楽しめるメニュー構成です。
営業時間・休業情報
洞戸観光ヤナは毎年春から秋にかけての期間限定営業となっています。
営業期間 | 2024年4月21日(日)〜11月中旬 |
営業時間 | ・4月~10月:10時~17時(オーダーストップ16時) ・11月:11時~15時(オーダーストップ14時) |
ヤナ場開設日 | 2024年8月1日(木)〜(予定) |
備考 | ※天候等により変更の可能性あり。最新情報は公式サイトを要確認。 |
アクセス方法と駐車場情報
岐阜市中心部(岐阜駅・岐阜市役所周辺)からは、車で約45分。
国道256号線を経由し、県道81号線を板取川に沿って北上すると到着できます。
途中に大きな案内看板もあり、初めての方でも迷わずアクセスできます。
住所 | 岐阜県関市洞戸小坂1712番地 |
ウェブサイト | 洞戸観光ヤナ |
駐車場 | 300台 |
施設には約300台分の無料駐車場が完備されており、繁忙期でも安心。
木陰のあるスペースもあるため、真夏のお出かけでも快適に利用できます。
【親子体験記】洞戸観光ヤナで楽しむ!鮎料理・川遊び・釣り体験レポート
洞戸観光ヤナが家族連れに人気なのは、ただ鮎料理が美味しいだけではありません。
子供が自然とふれあい、体を動かして遊べる体験がたっぷり詰まっていて、「親も子も楽しい!」が叶う貴重な場所なんです。
ここでは、洞戸観光ヤナで実際に楽しめる主な魅力ポイントを3つに分けてご紹介します。
鮎の塩焼きや刺身も!子連れでも安心の食事体験
洞戸観光ヤナでは、岐阜の清流で育った新鮮な鮎を使った料理を堪能できます。
定番の「塩焼き」はもちろん、刺身や背ごし(骨ごと輪切りにした刺身)など、他ではなかなか味わえないメニューが並びます。
コース料理や一品料理のほか、お子様ランチも用意されているので、小さなお子さん連れでも安心。
座敷席もあり、まだ椅子にじっとしていられない年齢の子でもリラックスして食事が楽しめます。
ゆったり食事できる店内と、子供の鮎デビュー【体験談】
こちらのお店は「ヤナ場」と聞くとワイルドなイメージという声もありますが、実際はとても落ち着いたつくりで、、子供連れでも安心して過ごせる雰囲気でした。
テーブル席や座敷席もあり、お隣との間隔も程よく離れているので、多少子供がはしゃいでも周囲を気にせずゆったり食事ができます。
普段、魚は「骨があるからイヤ」とあまり食べたがらない娘も、この日は違いました。
串に刺さった鮎を目の前に、「どうやって食べるの?」とちょっと戸惑いながらも、かぶりつくうちに夢中になって食べていてびっくり。
少しずつ身をほぐしながら一生懸命に食べる姿に、親としてもなんだかうれしくなりました。
ヤナ場にあがって観察!竹の仕掛けと川の流れを体験

ヤナ場とは、竹を組んで作られた伝統的な漁の仕掛けのこと。
洞戸観光ヤナでは、実際にヤナ場にあがって見学できるという、全国でも珍しい体験ができます。
川の水の流れや仕掛けの構造を間近で観察できるので、子供にとってはまさに生きた学び。
水の勢いや鮎が跳ねる様子に、自然のパワーを感じることができます。
※ヤナ漁の解禁日は毎年8月1日から。
それ以前はヤナ場に上がれないので、ヤナ場に上がる事を楽しみにしている場合は、日にちを確認してお出かけください。
子供のヤナ場体験レポート【体験談】
我が家の娘たちも、初めて見る竹で組まれたヤナ場に興味津々。
「ここ上がっていいの?」と聞くなり、迷うことなく足を進めていました。
川のせせらぎを間近に感じながら、最初はうれしそうに歩いていたのですが、想像以上に水の流れが速くてびっくりした様子。
それでも「一番向こうまで行ってみたい!」と張り切って挑戦していましたが、途中でバランスを崩してしまい、あえなく断念。
怖がりながらも楽しそうに何度も挑戦しようとする姿がとても印象的で、自然の中での体験って本当に良いなと実感しました。
子供が夢中!マスのつかみ取り・釣り堀・川遊びの魅力
観光ヤナには、子供がわくわくするような体験がそろっています。
どれも自然の中で安全に楽しめるものばかりです。
【マスつかみ体験】コース料理注文で無料参加OK!
小学生以下の子供は、コース料理を注文すると無料でマスのつかみ取り体験が可能。
専用の水場に放たれたマスを素手で捕まえるという、ダイナミックな体験です。
「見えているのに捕まらない!」という悔しさと、「やっと捕まえた!」という達成感が子供の記憶に残ります。
親子で大笑いしながら楽しめる、夏ならではのイベントです。
【釣り堀体験】手ぶらでOK!柵付きで安心のマス釣り
一辺約3mの釣り堀では、釣り初心者でも気軽にマス釣り体験ができます。
柵も設置されていて安心ですが、体験時は大人がしっかり見守ってください。
- 貸し竿:300円/本
- 釣ったマス:1匹100~200円
釣れたマスはその場で焼いて食べることもでき、食育にもつながる体験です。
近隣には、自然豊かな環境で釣りを楽しめるスポットが多数あります。
例えば、郡上市八幡町にある「あくだ渓流苑」は、自然岩で作られた庭園釣り堀で、イワナやヤマメ、ニジマスなどを釣ることができます。
釣った魚はその場で炭火焼きにして味わうこともでき、家族連れにも人気のスポットです。
庭園釣り堀についてはこちら【岐阜の子供と楽しむ釣り堀体験!郡上市「あくだ渓流苑」で手ぶらOKのニジマス釣り!】をご覧ください。
【板取川で川遊び】浅瀬で安全!大人の見守りで安心
施設の目の前には板取川の浅瀬が広がっており、自由に川遊びが楽しめます。
足元の石がつるつるしていたり、水の冷たさを感じたり、自然そのままの環境を満喫できます。
※浅瀬でも川は油断できません。必ず大人が付き添い、安全に配慮して楽しんでください。
【話題の絶景】洞戸観光ヤナのついでに寄れる「モネの池」ガイド

洞戸観光ヤナを訪れたら、ぜひ一緒に立ち寄ってほしいのが「モネの池」。
正式名称は「名もなき池」ですが、岐阜県関市板取にあるこの池は、透明度の高い水と優雅に泳ぐ鯉の姿が、まるでクロード・モネの名画『睡蓮』のようだと話題になり、今では全国から観光客が訪れる人気スポットになっています。
洞戸観光ヤナからは車でおよそ15分程度とアクセスも良く、川遊びの後に静かなひとときを過ごすにはぴったりの場所です。
名もなき池(モネの池)の魅力とアクセス方法
モネの池は、根道神社という小さな神社の参道脇にひっそりとたたずんでいます。
池の大きさは決して広くありませんが、水の透明度が非常に高く、色とりどりの鯉が優雅に泳ぐ姿はまさに幻想的。
日差しの加減によって池の色合いが変わり、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。
周囲は山に囲まれており、日本の田園風景の中に現れる絵画のような世界に、子供も大人もきっと見入ってしまうはず。
住所 | 岐阜県関市板取440-1(根道神社) |
アクセス | 洞戸観光ヤナから車で約15分 |
駐車場 | 池の北側・国道沿いなどにあり(無料・台数制限あり) |
おすすめ時間帯 | 晴天時の11時~13時ごろがもっともきれいに見える |
モネの池を美しく撮る!おすすめ時間と混雑対策ポイント
モネの池をもっとも美しく撮影できるのは、太陽が池に光を差し込むお昼頃の時間帯(11時〜13時ごろ)です。
東側に山があるため、朝や夕方は光が入りにくく、池の透明度が写真にうまく写らないこともあるので、お昼前後の訪問をおすすめします。
ただし、観光客も多く訪れるため、駐車場や周辺道路では以下のような注意が必要です。
- 道が狭いため、運転には十分注意
- 駐車スペースが限られており、混雑時は周囲の農道などに駐車できないことも
- 池の周囲は整備されすぎていないため、足元に注意しながら歩く必要あり
モネの池は写真映えスポット!行ってみてわかったこと【体験談】
「モネの池」と呼ばれて話題になっているスポットですが、正直、最初は「え?ここがあの有名な池?」と少し拍子抜けするような雰囲気。
周囲は本当にのどかな山間の風景で、池自体もよくある農業用の貯水池のように見えました。
駐車場から池に近づくまでは、「これ本当に綺麗なの?写真と違ったらどうしよう」とやや不安に感じるほど。
でも、池に日差しが差し込んだ瞬間、鯉が泳ぐ様子と透明な水の輝きが一気に広がり、カメラを構えて写真を撮ったら、その美しさに納得!
肉眼よりも写真で見ると、より「モネの世界」のように感じられます。
写真を撮る楽しさを味わえる、まさに写真映えスポットです。
【よくある質問】洞戸観光ヤナ&モネの池のQ&A
初めて訪れる方が気になる「予約の有無」「持ち物」「子連れでも安心して楽しめるか」など、洞戸観光ヤナ&モネの池についてよくある質問をまとめました。
- Q洞戸観光ヤナに予約は必要ですか?
- A
基本的には予約不要ですが、繁忙期や団体利用の場合は事前に公式サイトから確認・問い合わせされることをおすすめします。
- Qマスのつかみ取り体験はいつ行われますか?
- A
コース料理を注文した小学生以下のお子様対象で、1時間に1回ほどのペースで実施されています。
館内放送で案内があるので、タイミングを逃さず参加できます。
- Q小さな子供連れでも安心して利用できますか?
- A
お子様ランチや座敷席、多目的お手洗い、広めの駐車場など、小さなお子さん連れでも安心して利用できる環境が整っています。
- Q川遊びに必要な持ち物は?
- A
滑りにくいサンダル・タオル・着替えが必要です。
水に強い靴や帽子、日焼け止めがあるとより安心して遊べます。
- Qモネの池のおすすめの見頃時間は?
- A
晴れた日のお昼前後(11時〜13時頃)がもっとも美しい時間帯です。
日差しの角度によって、池の透明度と鯉の姿がより写真映えします。
まとめ・岐阜・洞戸観光ヤナ&モネの池で夏の親子旅を満喫しよう!
岐阜で子供と一緒に夏を楽しみたいなら、洞戸観光ヤナはぜひ訪れてほしいスポットです。
美味しい鮎料理に舌鼓を打ちながら、マスのつかみ取りや釣り堀、川遊びなど、自然の中でたっぷりと遊べる体験が満載。
さらに、実際にヤナ場にあがれるという貴重な体験もあり、子供にとっても大人にとっても心に残る思い出づくりができます。
近くには、まるで絵画のような景色が広がる「モネの池」もあり、癒しのひとときを過ごすのにもぴったり。
洞戸観光ヤナとモネの池をセットで巡れば、遊びと観光が両方楽しめる充実の親子旅になります。
この夏はぜひ、岐阜の自然にふれながら家族で特別な1日を過ごしてみてください。
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※この記事は、岐阜市在住・3人の娘を育てる筆者が実際に洞戸観光ヤナを訪れた体験をもとに執筆しています。掲載内容は2025年4月時点の情報です。最新の情報は、洞戸観光ヤナ公式サイトをご確認のうえ、お出かけください。
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