「子供と電車の旅に出かけたい」「家族でちょっと特別なお出かけをしたい」そんな思いを叶えてくれるのが、岐阜県を走る観光列車「ながら」です。
美しい長良川に沿って走るこの列車は、車内デザインやサービスも特別仕様で、鉄道好きの子供はもちろん、親にとっても感動の連続。
私自身、岐阜市に住みながら3人の子供と一緒に「ながら」に乗って、郡上八幡まで日帰り旅を楽しみました。
今回はその体験をもとに、観光列車「ながら」の魅力から、子連れで楽しめる郡上八幡のおすすめスポットまで、ママ目線で丁寧にご紹介します。
子供とのお出かけは準備や下調べも重要だからこそ、この記事が「楽しい旅のヒント」になれば嬉しいです。
【岐阜発】長良川鉄道「ながら」の魅力とは?親子で楽しめる観光列車

電車好きの子供がいるご家庭にぜひおすすめしたいのが、長良川鉄道の特別列車「ながら」。
美濃太田駅からスタートし、長良川の絶景とローカルな雰囲気を味わいながら、郡上八幡までの小さな旅が楽しめます。
車内は木のぬくもりを感じるデザインで、車窓から見える風景や座席レイアウトなど、普段の電車とは一味違う特別感がたっぷり。
観光列車としての演出もされており、親子での思い出づくりにぴったりの内容となっています。
【基本情報】長良川鉄道は清流沿いを走るローカル路線!
長良川鉄道は、岐阜県北部を流れる清流・長良川に沿って走る全長72.1kmのローカル鉄道です。
始発は美濃加茂市の「美濃太田駅」、終点は郡上市の「北濃駅」。
自然豊かな山あいをのんびり走り、地元の暮らしを支えると同時に、観光列車の運行でも注目されています。
沿線には季節の花々、渓流、山里など、日本らしい原風景が広がっており、乗るだけでも心が癒やされる鉄道です。
項目 | 内容 |
---|---|
運行日 | 金・土・日・祝日のみ |
編成 | 2両(レストラン車両+展望ビュー車両) |
予約 | 完全予約制(2か月前の1日10:00〜) |
車両カラー | ロイヤルレッドが印象的! |
デザイン | 木材・布・鉄の組み合わせが美しい内装 |
親子で感動!観光列車「ながら」の魅力ポイント3選
長良川鉄道の観光列車「ながら」は、週末を中心に運行される完全予約制の特別列車。
車内は、「ななつ星in九州」などを手がけた工業デザイナー・水戸岡鋭治さんがデザインしており、木をふんだんに使った内装は温かく、どこかレトロで上品な雰囲気。
さらに、列車内では地元食材を使った軽食やお弁当の提供もあり、車窓を眺めながらのランチタイムは特別感たっぷりです。
ポイント | 内容 |
---|---|
車両展望 | 窓が大きくて眺望抜群!長良川や山の景色が楽しめる |
特別な乗車体験 | レトロな内装・シート配置が珍しく、子どもの好奇心をくすぐる |
季節のイベント | 限定列車や季節に合わせた装飾・催しもあり、飽きずに楽しめる |
観光列車「ながら」が子供に大人気!親子で感動した3つの理由

観光列車「ながら」は、ただの移動手段ではありません。
電車が大好きな子供にとっては、「見る・乗る・触れる」のすべてが体験できる、まさに夢のような乗り物です。
ここでは、岐阜市の子連れファミリーが観光列車「ながら」に乗って感動した、子供がハマる理由3つの視点からご紹介します。
展望車両を探検!「ながら」ならではの車両見学体験
「ながら」の車内は、座席の配置や窓の形、展望スペースまで特別仕様。
普段の通勤電車とは違い、レトロでおしゃれな空間に子供たちは大興奮!
特にロイヤルレッドの車体に描かれた「森」「鮎」「川風」などのロゴマークも鉄道好きにはたまらないポイント。
お気に入りのロゴを見つけて写真を撮るのも楽しいひとときです。

車内のステップはやや高め。小さなお子さんには乗車時のサポートを!
展望車両で大興奮!子供のワクワクが止まらない瞬間
車内を歩いていたとき、娘が「このイスふかふか!」と大はしゃぎ。
特に展望車両のソファ席がお気に入りで、窓に顔を近づけながら「川がずっと見えるよ!」と大興奮していました。
席に座るだけでなく、少し車内を歩いてみると、子供のワクワクが倍増します。
※揺れがあるので、保護者がしっかり付き添ってくださいね。
子供が喜ぶ!車掌さんとのふれあい体験
車内では、スタッフさんが子供にも丁寧に声をかけてくれたり、鉄道のことを教えてくれたりと、距離の近さが魅力。
運が良ければ、車掌さんと記念撮影できることも!
「本物の電車の人と話せた!」という体験は、子供にとって忘れられない思い出になります。
清流・長良川を車窓から!季節で変わる絶景を満喫
車窓からは、清流・長良川と緑の山々の絶景がずっと続きます。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節によってまったく違う表情を見せてくれるのも魅力。

おすすめ座席は「進行方向左側」。長良川を長く眺められます!
ただし、ビュー車両は自由席なので、座席は早い者勝ち。
どの席に座っても工夫された内装で十分楽しめるようになっています。
季節ごとの楽しみ方も魅力のひとつ
私たちが「ながら」に乗ったのは秋の紅葉シーズン。
赤や黄色に染まった山々が車窓いっぱいに広がって、思わず「すごいね!」と子供と一緒に声をあげてしまいました。
春は長良川沿いに桜が咲き、夏は新緑の中を清流がキラキラと輝いて見えるそうです。
冬になると、雪景色に包まれた幻想的な風景が広がり、まるで別世界のような車窓になるとか。
季節によって全く違う表情を見せてくれるので、何度乗っても新しい発見があるのが「ながら」の魅力。
次は春にまた家族で乗ってみたいねと、すでに次の旅の話で盛り上がっています。
郡上八幡を親子で満喫!観光列車「ながら」で行く歴史と水のまち散策

観光列車「ながら」の終点は「北濃駅」ですが、実は子連れで旅を楽しむなら、郡上八幡駅での下車が断然おすすめです。
なぜなら、北濃駅付近には子供が遊べる観光地が少ないのに対し、郡上八幡は歴史と自然、食べ歩きが楽しめる城下町として、親子で過ごすのにぴったりのエリアなんです。
【郡上八幡ガイド】水と歴史が息づく城下町を親子で歩こう
郡上八幡は、岐阜県中部にある昔ながらの町並みが残る観光地。
「郡上踊り」や「水のまち」として知られ、川や水路が町中を流れる景観も魅力です。
観光列車で郡上八幡駅に着いたら、そこから徒歩で約10分ほどで市街地へアクセスできます。
子連れにおすすめ!郡上八幡の観光スポット3選
名所 | 内容 |
---|---|
郡上八幡城 | 小高い山の上に建つ木造の復元城。郡上八幡の街並みと長良川が一望でき、戦国時代のお話をしながら散策するのも楽しいです。 → 公式サイト |
宗祇水(そうぎすい) | 日本名水百選のひとつ。冷たい湧水はその場で飲むことも可能で、夏のお出かけには特におすすめ。 → 岐阜県HP |
郡上八幡博覧館 | 郡上の文化を体験できるミニ博物館。郡上おどりの実演や体験コーナーがあり、子供も楽しめます。 → 博覧館HP |
- 飛騨牛入りコロッケ(アツアツ&ジューシー!)
- 鮎の串焼き(川の香りがたまらない!)
など、地元の味も子どもと一緒に楽しめます。
町を歩いていると、ついつい食べ歩きしたくなるグルメがたくさんありますよ!
娘と楽しんだ!郡上八幡の手ぬぐい作り体験
郡上八幡を散策中に立ち寄ったのが、郡上踊りで実際に使われる手ぬぐいを自分で染められる体験工房。
娘と一緒に挑戦してみたのですが、これが予想以上に楽しくて…!
夢中になってデザインを選び、色を染めていく姿はとても真剣そのもの。
完成した手ぬぐいを手に「これ、おばあちゃんにも見せたい!」と嬉しそうに話す娘の笑顔に、親としてもほっこりしました。
旅の記念としてはもちろん、実際に踊りで使える本格仕様なのもポイント。
※人気の工房なので、事前予約しておくと安心です!
体験の詳しい様子や予約方法は【岐阜・郡上八幡でオリジナル手ぬぐい作り!シルクスクリーン体験レポート】をご覧ください。
【完全ガイド】観光列車「ながら」予約・アクセス・親子向け日帰りプラン

観光列車「ながら」に乗るには、事前の予約や当日のアクセス方法を把握しておくことが大切です。
ここでは、予約の手順・岐阜市からのアクセス・おすすめの旅プランをわかりやすくまとめました。
スニーカーで正解!郡上八幡の町歩きと湧水ふれあい体験
郡上八幡の散策はたくさん歩くので、歩きやすい靴がおすすめ。
娘もスニーカーだったので元気に歩けましたが、サンダルや革靴だと疲れやすいかもしれません。
また、途中で冷たい湧水を手で触る体験も子供に大人気。
タオルやハンカチを多めに持っていくと、濡れても安心です!
観光列車「ながら」の予約方法を詳しく解説!
観光列車「ながら」は、金・土・日・祝日限定の完全予約制列車です。
乗車には必ず予約が必要ですので、旅行の計画は早めに立ててください。
項目 | 内容 |
---|---|
予約期間 | 乗車日の2か月前の各月1日10:00〜 乗車日の14日前の16:00まで受付 |
予約方法 |
・電話予約 ・窓口予約(美濃太田駅) ・インターネット予約(公式サイトより) |
【アクセス完全版】岐阜市から美濃太田駅・郡上八幡への行き方
長良川鉄道の観光列車は、美濃加茂市の「美濃太田駅」から出発します。
岐阜市から向かう場合は、以下のルートが便利です。
アクセス方法 | ルート詳細 |
---|---|
電車 |
JR岐阜駅 → JR高山本線(約40分)→ 美濃太田駅 美濃太田駅で長良川鉄道に乗り換え、「ながら」に乗車 |
車 |
岐阜市内から郡上八幡まで車で約1時間(東海北陸自動車道経由) 郡上八幡駅には駐車場あり。駅で電車組と合流も可能 |
思い出づくりにぴったり!写真と音の演出も魅力
「ながら」の旅では、列車に乗っている間じゅう、ついついカメラやスマホを手にしてしまいます。
ロイヤルレッドの車体、木のぬくもりある車内、そして広がる長良川の風景。
娘と一緒に「ここで撮ろう!」「これすごくきれい!」と盛り上がりながら、たくさん写真を撮りました。
特に印象的だったのが、郡上八幡駅に着いたとき。
駅構内に流れる「かわさき」のメロディが列車の中にふんわり響いてきて、その瞬間だけ時間がゆっくりと流れるような気がしました。
娘も「なんかこの音、いいね」とポツリ。
電車ファンでなくても、耳で楽しめるこの演出には思わず聞き入ってしまうほど、旅の余韻を深めてくれる素敵なひとときでした。
【親子向けモデルプラン】観光列車「ながら」で日帰り旅!
観光列車「ながら」を親子で楽しむなら、岐阜市から日帰りで行けるプランが便利でおすすめです。
ここでは実際の時刻表をもとにした、子供連れでも無理のないスケジュールをご紹介します。
時刻 | 行程 | 詳細 |
---|---|---|
9:38 | JR岐阜駅 発(高山本線) | – |
10:19 | 美濃太田駅 着 | 長良川鉄道に乗り換え |
10:45 | 観光列車「ながら」 出発 | 旅のスタート! |
12:16 | 郡上八幡駅 到着 | 散策&ランチ |
14:13 | 郡上八幡駅 発 | 帰りの「ながら」乗車 |
15:50 | 岐阜駅 帰着 | – |
- 「ながら」は上下線とも1日1便のみ
- 往復利用だと郡上八幡での滞在時間が短くなってしまうため、片道だけ「ながら」に乗るのもおすすめ
【裏ワザ】車と電車を組み合わせて親子旅を快適に!
我が家では、こんなプランで大成功でした!
- 行き:子どもたちは「ながら」で旅気分満喫帰り
- 帰り:車で楽々ドライブ+お昼寝OK
郡上八幡駅から市街地や郡上八幡城までは歩けない距離ではありませんが、交通量が多い道や坂道があるため、車があると安心&快適です。

ベビーカーよりも抱っこひもがおすすめ!「ながら」の乗車ステップが高めなので、小さなお子さんは保護者のサポートが必要です。
我が家のおすすめプランは「電車+車」のハイブリッド作戦!
今回は、家族みんなで観光列車「ながら」に乗りたかったのですが、移動時間や子供たちの体力も考えて、私たちは“電車組”と“車組”に分かれる作戦を取りました。
娘たちと私は、美濃太田から出発する「ながら」に乗って旅気分をたっぷり満喫。
パパは郡上八幡まで車で先回りし、現地で合流しました。
正直、往復すべて電車だと移動時間が長く、子供たちにとってはちょっと大変なんですよね。
でも帰りは車だったので、娘は遊び疲れてすぐにぐっすりお昼寝。
こちらも安心して帰路につけました。
郡上八幡駅から市街地までは徒歩10分ほどですが、途中は交通量の多い道もあり、小さい子と一緒だと気を使います。
また、郡上八幡城までは坂道を登るプチ登山のようなルートなので、車があると移動がぐんとラクになります。
岐阜市から郡上八幡までは、東海北陸自動車道を使えば約1時間。
意外と車の方が早く到着できるんです。
郡上八幡駅には駐車場もあるので、電車組の到着を待ちながら車内で準備したり、写真を撮ったりして過ごせるのも便利でした。
観光列車「ながら」&郡上八幡 親子旅のよくある質問【Q&A】
観光列車「ながら」や郡上八幡の親子旅で、気になる疑問をまとめました。
初めての方でも安心して楽しめるよう、実体験をもとにわかりやすくお答えします!
- Q観光列車「ながら」は小さな子供でも乗れますか?
- A
はい、もちろん乗れます。
ただしステップが高めなので、保護者のサポートがあると安心です。
- Q郡上八幡でベビーカーは使えますか?
- A
使えますが、郡上八幡城へ行く際は、抱っこひもがおすすめです。
- Qながらの乗車は片道だけでも大丈夫?
- A
もちろんです!
片道だけでも旅気分を味わえるのでおすすめです。
- Q「ながら」の予約はキャンセルできますか?
- A
キャンセル可能ですが、所定の手数料が発生します。
詳細は公式サイトのキャンセルポリシーをご確認ください。
- Q車での郡上八幡観光に駐車場はありますか?
- A
はい、郡上八幡駅前に駐車場があります。
観光施設周辺にも複数ありますが、週末やイベント時は満車になることも。
特に郡上踊りのシーズンは注意が必要です。
郡上八幡から少し足を延ばすと、釣って・焼いて・食べられる釣り堀【子供が夢中!郡上市の釣り堀『あくだ渓流苑』で初めての釣り体験|岐阜から日帰りOK】があります。
郡上八幡付近の観光スポットをお探しの方は参考にしてください。
まとめ・観光列車「ながら」で心に残る親子旅を|岐阜・郡上八幡日帰りプラン
観光列車「ながら」で楽しむ長良川鉄道の旅は、電車好きの子供はもちろん、大人にとっても癒やしの時間になる素敵な体験でした。
ロイヤルレッドの美しい車両で自然豊かな風景を眺めながら過ごす時間は、日常を忘れる特別なひととき。
郡上八幡では、歴史ある町並みや名水、ご当地グルメ、子供と一緒に体験できるワークショップなどが充実しており、親子でのんびり楽しめます。
筆者は岐阜市在住・子育て歴15年の母親として、実際の体験をもとにブログで子連れ旅のリアルな情報を発信しています。
この旅行でも「行きは電車、帰りは車」と工夫することで、無理なく充実した1日になりました。
ぜひ次のお休みに、親子で「ながら」に乗って、心に残る小さな冒険に出かけてみてくださいね。
郡上八幡を満喫したら、岐阜市周辺のほかの家族向けスポットもぜひチェックしてみてください。
次のおでかけ先選びにぴったりの場所をご紹介しています!
▼ 家族で一緒に行きたい!子供と楽しめる岐阜のお出かけ先
※この記事の内容は2025年4月時点の情報です。
最新の情報は公式サイトをご確認のうえ、お出かけください。
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