長良川鵜飼の魅力を体験!鵜飼観覧船での食事&親子で楽しむポイント紹介

夜の長良川で行われる鵜飼漁の様子。かがり火に照らされる幻想的な光景

岐阜市で子供と一緒に夏の特別な思い出を作りたいなら、伝統ある「長良川鵜飼」の観覧船体験がおすすめです。

鵜飼とは、鵜匠(うしょう)が鵜を巧みに操って鮎を捕らえる、日本ならではの伝統的な漁法。

かがり火の明かりに照らされた幻想的な光景は、非日常を味わえる夏季限定の特別な体験です。

私自身、岐阜市に15年以上暮らし、3人の娘を育てている母親です。

去年の夏、久しぶりに家族で鵜飼観覧船に乗りました。

お弁当を持ち込み、涼しい川風の中で食事を楽しみながら、鵜匠さんの技と鵜の動きに子供たちは大興奮。

自然と文化を一度に感じられる貴重な時間です。

この記事では、予約の仕方・食事の持ち込みポイント・子供連れでの注意点・当日の流れなどを、実際の体験を交えてわかりやすくご紹介します。

初めての方でも安心して参加できるよう、夏休みの親子のお出かけに役立つ情報を丁寧にまとめました。

【長良川鵜飼】子供と観覧船で楽しむ!食事の持ち込み&乗船体験ガイド

乗合船も貸切船も食事や飲み物は提供されません

持ち込みは可能なので乗船前に準備してください

ウェブサイトより直接船までお弁当を届けてくれるお店も紹介されています。

お店をお探しの方はこちらを参考にしてください。

観覧船の食事はどうする?お弁当持ち込み&飲み物配達で快適な鵜飼体験に!【体験談】

私たちはお弁当を持参して観覧船に乗りました。

飲み物は荷物になるので、ウェブサイトで紹介されていた「リカーマン」にお願いして、観覧船まで配達してもらうことに。

氷入りの発泡スチロールに冷えた瓶ビールを入れて届けてくれ、帰りの片付けもすべてお任せできてとても助かりました。

小さな子供を連れての外出では、こうしたサービスがあると本当に楽ですね。

船が動いているときは着席しないといけないので、ご飯は河原に到着後いただきます

項目内容
食事のタイミング鵜飼開始前、船が河原に係留されている間に夕食
食事スタイル持参したお弁当を家族で楽しく食べる
雰囲気長良川の涼しい風を感じながらの食事は格別
ゴミ処理船頭さんがゴミ袋を用意し、片づけも対応
お手洗い事情係留中は河原にある「お手洗い船」を利用可能

観覧船での食事は貴重な体験なので、時間に余裕をもった計画をする事をおすすめします。

船の中に飽きた子が河原に降り、川の浅瀬で遊んでる姿を見かけました。

【長良川鵜飼の予約方法】子供連れにおすすめの観覧船&乗船時間の選び方

鵜飼観覧船事務所前に設置された鵜匠像と背景にある神社の建物
鵜飼観覧船事務所の前にある鵜匠像と神社の建物。乗船前に立ち寄って記念撮影する人も多いスポットです。

長良川鵜飼を子供と一緒に楽しむなら、早めの予約とお子さんの生活リズムに合った乗船時間の選択が大切です。

ここでは観覧船の予約方法と、子連れにぴったりな時間帯の選び方を詳しくご紹介します。

鵜飼の開催期間はいつ?見どころの時期と混雑状況を解説

岐阜市の長良川で行われる鵜飼は伝統的な漁法のひとつ。

鵜匠が鵜を操りかがり火で驚かせた鮎を捕る漁です

鵜匠が鵜を操りながら鮎を捕る様子はまるで昔の日本の風景にタイムスリップしたような体験。

子供たちは鵜匠と鵜たちが一体となって動く様子を見学し、自然と伝統文化に触れる体験ができます。

【鵜飼の開催期間と注意点まとめ表】

項目内容
開催期間5月11日~10月15日までの季節限定イベント
ピーク時期7月~8月が最も盛んに開催される
開催除外日中秋の名月と増水時は開催なし
中止の可能性荒天・長良川の増水時には中止になることがある
注意点台風シーズンや前日までの雨天の影響には要注意。お出かけ前に天気と開催状況を確認

中でも7月〜8月は観光客が多く訪れるピークシーズンで、週末や夏休み期間中は特に混雑しやすくなります。

小さなお子さんがいるご家庭は、平日の予約や早めの時間帯の乗船を選ぶことで、比較的ゆったりと楽しめます。

公式サイトやSNSで最新情報を確認してから出かけると安心です。

鵜飼観覧船の予約方法!ネット・窓口・時期ごとの注意点

観覧船の乗船には予約が必要で、公式の鵜飼観覧船のウェブサイトか窓口で予約できます

インターネット予約は3月中旬から24時間利用でき、窓口予約は4月中旬から鵜飼観覧船事務所で受付が始まります。

お出かけが決まったら、早めの予約をおすすめします。

住所岐阜県岐阜市湊町1−2
ウェブサイトぎふ長良川の鵜飼

観覧船の乗り方ガイド!場所・駐車場・バス停・アクセス情報

長良川鵜飼の観覧船乗り場にある鵜飼観覧船事務所の外観とシンボル灯台
鵜飼観覧船の乗船受付がある事務所の外観。長良橋近く、旅館「十八楼」のすぐそばにあります。

長良川鵜飼を子連れで楽しむなら、事前にアクセス方法や乗船場所、料金の違いを把握しておくのが安心です。

この章では、集合場所・駐車場・バス停の情報に加え、乗合船と貸切船の特徴や子供に合った乗船時間の選び方まで、実体験をもとに詳しくご紹介します。

集合場所

観覧船の乗船場所は長良橋左岸の下流、旅館十八楼の近くです。

鵜飼観覧船事務所付近にはたくさんのスタッフさんが待っていて案内してくれ迷いません。

車でお越しの場合、宿泊でないと十八楼の駐車場は利用できません。

鵜飼造船所近くのコインパーキングや岐阜公園の駐車場をご利用ください。

公共交通機関をご利用の場合は長良橋通りの岐阜バスのバス停「長良橋」をご利用ください。

バス停「長良橋」から鵜飼乗り場までは、どちらサイドのバス停からでも徒歩1、2分ととても近く便利です。

乗合船の料金と特徴

大人(中学生~)3,200円~3,500円(プランにより異なる)
小人(3歳~小学生)1,800円
幼児(3歳未満)無料

乗合船は1~6人程度の家族連れにぴったり

事前に決められた時間に複数のグループが乗船するスタイルで、料金もリーズナブルです。

お子さんが初めての乗船で様子を見たい場合にもおすすめです。

貸切船の料金と特徴

貸切船は料金が船1艘ごとの設定となっており、人数によっては乗合船よりもお得になることがあります。

たとえば、8人以上の親戚同士やグループ旅行、三世代家族などの場合には貸切の方が快適でコスパも良好です。

また、貸切船では出発時間をある程度自由に選べるので、お子さんの生活リズムに合わせてゆったり出発できるのもメリットです。

少人数なら乗合船、大人数や時間を自由に調整したいなら貸切船がおすすめ

それぞれの特徴をふまえて、家族に合ったプランを選んでください。

子供の夕食時間に合わせた観覧船の乗船時間の選び方

鵜飼観覧船は乗合船と貸切船があります。

鵜飼観覧船の乗合船は乗船時間が決まっています。

乗船後長良川を上流まで移動し、河原に係留。

係留後の時間を利用して食事を取るので、長くても1時間程。

お子さんの年齢も考慮して計画を立ててください。

項目内容
乗合船の乗船時間18時15分、18時45分、19時15分
貸切船の乗船時間17時30分~19時15分の間で希望の時間(予約時に決定)
鵜飼開始時間19時45分
下船予定時刻20時30分頃
注意点①早く出た船は河原に係留し、どの船に乗っても同じ時間の鵜飼を見学
注意点②繁忙期は一日に二度鵜飼が行われる場合があるため事前に確認が必要

少し遅い時間になるのでお子さんの生活リズムを考慮して計画してください。

【子連れ体験記】長良川鵜飼の観覧船に乗って幻想的な夜を楽しんだ話

夕暮れの長良川で観覧船から鵜飼を楽しむ様子
長良川に浮かぶ観覧船。かがり火に照らされながら鵜飼を鑑賞する幻想的な体験。

岐阜市で子供と長良川鵜飼の鵜飼観覧船に乗った体験をご紹介します。

鵜飼観覧船からの眺めと見どころ!川の上で体感する伝統文化

鵜飼観覧船からの眺めは格別です。

普段は堤防から見下ろす長良川ですが、この時ばかりは川の上から空や街並みを見上げる非日常の風景に包まれます。

船頭さんが手漕ぎで上流へと導いてくれるのですが、人力とは思えないスムーズな動きと、船を抜ける風の心地よさに思わず感動しました。

船が動いている間は安全のため立ち上がれず、全員着席が基本です。

我が家の子供たちも騒ぐことなく、景色に見入っていました。

近くには「お手洗い船」も係留されており、小さなお子さん連れでも安心して過ごせます

ちなみに、このお手洗い船は設備の充実度から一番高額な船だそうです。

鵜飼は通常19時45分ごろにスタート

鵜匠さんが乗った船が近づくと、かがり火のあたたかい光と香りが漂い、幻想的な雰囲気に一変します。

水をはじく鵜の羽音、かがり火のはぜる音、そして鵜匠の「ホーホー」という掛け声

全身で伝統文化を体感できる瞬間です。

派手な演出があるわけではありませんが、船頭さんが教えてくれた鵜匠さんの名前を呼びながら楽しむ子供たちの姿が印象的でした。

鵜が捕まえた鮎にくっきり残る歯形のアップ
鵜が捕まえた鮎。口のあとがはっきりと見え、子供たちも興味津々でした。

漁が終わったあとには、その日鵜が捕らえた鮎を見せてもらえることも

鮎には、くっきりと鵜の歯形が刻まれていて驚きました。

幻想的な鵜飼を間近で楽しむ前に、鵜匠さんによる貴重な解説イベントも見逃せません。

出発前に行われるこのイベントでは、鵜や道具についてわかりやすく説明してくれ、子供も大人も「もっと知りたい!」という気持ちにさせてくれる時間です。

次は、そんな鵜匠さんの登場シーンやふれあいポイントをご紹介します。

鵜匠の解説イベントとは?鵜とふれあえるおすすめ時間

鵜匠が鵜を手に持ち説明している様子(乗り場イベント)
出発前に鵜匠さんが鵜を紹介。間近で見る機会は貴重な体験です。

17時45分から鵜飼観覧船乗り場で鵜匠さんの説明があります。

鵜匠さんが鵜と共に登場し、鵜を篭から出して見せてくれます。

鵜飼中は水中を泳ぐ鵜を見れますが、この時は陸でしかも明るい時間に鵜を間近で見ることができ、鵜をよりじっくり観察できます。

鵜飼観覧船の並ぶ岸の前で鵜匠さんが台に上って15分弱ほど説明してくれ、観客はその周りを囲んでの立ち見になります。

ギリギリに行っても十分お話が聞けますが、鵜を近くで見たい方は少し早めに行って前の方でお聞きください。

子供と乗る観覧船での注意点5つ(持ち物・防寒・安全対策など)

子供と出かける鵜飼観覧船乗船時の注意点をご案内します。

  • 鵜飼観覧船は夕方から夜にかけて運航されるため、子供の体調や疲れ具合に注意
    特に小さなお子さんは眠くなる時間帯と重なるため、日中にしっかり昼寝をさせる、軽食を早めにとるなどの工夫がおすすめです。

  • 食事をどこで食べるかも検討してください。
    船上での夕食は特別感がありますが、船が動いている間は飲食できないため、係留中にゆっくり食べる計画を立てておくとスムーズです。

  • 夜は冷えることがあるので、羽織り物や軽い上着を持参
    日中は暑くても、川の上は思いのほか風が冷たくなることがあります
    実際に羽織を忘れて寒がっていた子供も見かけました。

  • お子さんの持ち物は最小限にしてください。
    船上では荷物を落とすと拾えない可能性があります。
    大切なおもちゃや高価な持ち物は置いていくのが安心です。

  • 乗船中はお子さんの安全を最優先に考えて行動してください
    船の縁に近づかない、立ち上がらない、移動中は座ったままにするなど、ルールを事前に伝えておくと安心です。
    小学生以下の子には常に大人がそばで見守るようにしてください。

【よくある質問】子連れでの不安を解消!長良川鵜飼の観覧船Q&A

初めての鵜飼観覧船はわからないことも多いですよね。

ここでは、子供と一緒に安心して楽しむために知っておきたい疑問をQ&A形式でまとめました。

Q
鵜飼観覧船には何歳から乗れますか?
A

年齢制限はありません。

赤ちゃんから乗船可能ですが、夜の運航のため眠くなる時間帯に注意してください。

ベビーカーは乗船前に折りたたんで預ける必要があります

Q
鵜飼が雨で中止になることはありますか?
A

小雨程度では開催されますが、荒天や長良川の増水時には中止になる場合があります

お出かけ前に公式サイトまたは鵜飼観覧船事務所へ最新情報を確認してください。

Q
船の中にお手洗いはありますか?
A

船内にはお手洗いはありませんが、河原に「お手洗い船」が係留されており、乗船中に利用できます

小さなお子さん連れでも安心して過ごせます。

Q
食事は観覧船で提供されますか?
A

現在、乗合船・貸切船ともに食事や飲み物の提供はありません。

持ち込みは可能なので、事前にお弁当や飲み物をご準備ください。

船まで配達してくれる地元店の利用も便利です。

Q
観覧船の乗船時間は何時からですか?
A

乗合船は18時15分〜19時15分の間に複数回あり、鵜飼自体は19時45分ごろ開始されます。

貸切船の場合は17時30分~19時15分の間で希望時間が選べます。

気になる点は解消できましたか?

鵜飼の観覧船体験は夏の思い出づくりにぴったりです。

お子さんとのお出かけ計画に、ぜひ参考にしてください。

まとめ・子供と楽しむ長良川鵜飼の観覧船体験ガイド!予約・食事・注意点まで

岐阜市で3人の娘を育てる母親として、楽しみにしているのが夏の風物詩長良川鵜飼です。

伝統的な鵜飼漁を間近で見られるこのイベントは、子供たちにも日本文化の美しさや自然とのつながりを感じてもらえる貴重な時間です。

この記事では、観覧船の予約方法や乗船の流れ、食事の持ち込み方、子連れでの注意点など、初めてでも安心して楽しめる情報を実体験をもとにまとめました。

特に、かがり火に照らされながら川を進む鵜匠と鵜の姿は、子供にも大人にも心に残る光景です。

夜のお出かけになるため、お子さんの年齢や生活リズムに配慮した計画が重要ですが、その分だけ特別な夏の思い出になります。

この記事が、長良川鵜飼を家族で楽しむきっかけになれば嬉しいです。

親子で楽しめる他のおすすめスポット

どの記事も岐阜市在住の筆者が実際に子連れで訪れた体験をもとに書いています。

休日のお出かけや自然体験を探している方にきっと役立つ内容です。

岐阜市やその近郊で「子連れで楽しめるお出かけ先」を探している方は、以下の関連記事もあわせてご覧ください。

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※この記事は、岐阜市在住・3人の娘を育てる筆者が実際に長良川鵜飼の観覧船に家族で乗船した体験をもとに執筆しています。掲載内容は2025年4月開催情報に更新しました。最新の情報は、公式サイトをご確認のうえ、お出かけください。

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