※この記事は2025年11月1日時点の情報をもとに作成しています。
カムニャック(Kamunyak)は、2022年4月14日生まれの現役牝馬で、社台ファーム生産・金子真人ホールディングス所有という日本競馬界を代表する血統と環境に育まれた注目馬です。
調教師は名伯楽・友道康夫さん、主戦騎手は安定感抜群の川田将雅さん。
デビューから重賞戦線で存在感を放ち、2025年には優駿牝馬(オークス・GⅠ)を制覇するなど、その実力を世に示しました。
華やかな血統と確かな育成技術に支えられたカムニャックは、距離適性の幅広さと切れ味ある末脚が持ち味。
デビューからわずか1年足らずでGⅠタイトルを手にし、牝馬クラシック戦線の主役としてファンを魅了しています。
【現役】カムニャックの牧場(生産者)とプロフィール紹介
カムニャックは、社台ファーム(北海道千歳市)で生産された現役牝馬です。
社台ファームといえば、ディープインパクトやジェンティルドンナなど、数々の名馬を世に送り出してきた日本屈指の名門牧場。
生産から調教まで一貫した管理体制のもとで育成されるため、完成度の高い競走馬を多数輩出しています。
馬主は、日本競馬界を代表する個人オーナーである金子真人ホールディングスさん。
同氏の所有馬は、キングカメハメハ、ディープインパクト、クロノジェネシスなど、時代を代表する名馬が並びます。
そんな“金子ブランド”と社台ファームの組み合わせから生まれたカムニャックは、まさに名門の血統と実績を兼ね備えた存在といえるでしょう。
| 馬名 | カムニャック(Kamunyak) |
| 生年月日 | 2022年4月14日 |
| 性別 | 牝 |
| 毛色 | 鹿毛 |
| 調教師 | 友道康夫さん(栗東) |
| 馬主 | 金子真人ホールディングス |
| 生産者 | 社台ファーム |
| 産地 | 北海道千歳市 |
| セリ取引価格 | 7,700万円(2023年セレクトセール) |
| 通算成績 | 7戦4勝[4-0-0-3] |
| 獲得賞金(中央) | 2億9,772万円 |
| 主な勝鞍 | 2025年 優駿牝馬(GⅠ)・関西TVローズS(GⅡ)・サンスポ賞フローラS(GⅡ) |
| 近親馬 | キープカルム、ラウルピドゥ |
| 所属厩舎 | 栗東・友道康夫厩舎 |
カムニャックは、デビュー当初から「完成度の高い牝馬」として注目されており、社台ファームの安定した育成と、友道康夫厩舎の丁寧な調整がかみ合って順調にステップアップしてきました。
名門の血を引き、名伯楽に導かれるその姿は、“エリート牝馬”の象徴といえるでしょう。
【現役】カムニャックの競走成績紹介
カムニャックは、デビュー戦から常に高いパフォーマンスを見せてきた実力派牝馬です。
2024年8月の中京2歳新馬戦で鮮やかな勝利を飾ると、その後のアルテミスステークス(GⅢ)で6着と健闘。
3歳春には調子を上げ、サンスポ賞フローラS(GⅡ)、そしてクラシック本番の優駿牝馬(GⅠ・オークス)を連勝し、一躍世代の頂点に立ちました。
さらに秋にはローズステークス(GⅡ)でも快勝し、牝馬三冠の最終戦・秋華賞(GⅠ)へ挑戦。
結果は16着と悔しいものの、レース後も状態は良好と報じられ、再起が期待されています。
| 日付 | 開催 | 天気 | レース名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | タイム | 馬体重 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/10/19 | 京都 | 曇 | 秋華賞 | GⅠ | 芝2000m | 16着 | 川田将雅 | 2:00.2 | 490(+8) | エンブロイダリーが勝利 |
| 2025/09/14 | 阪神 | 晴 | 関西TVローズS | GⅡ | 芝1800m | 1着 | 川田将雅 | 1:43.5 | 482(+8) | 重賞2勝目 |
| 2025/05/25 | 東京 | 曇 | 優駿牝馬(オークス) | GⅠ | 芝2400m | 1着 | シュタルケ | 2:25.7 | 474(+4) | 世代女王に輝く |
| 2025/04/27 | 東京 | 晴 | サンスポ賞フローラS | GⅡ | 芝2000m | 1着 | シュタルケ | 1:58.6 | 470(-12) | 重賞初制覇 |
| 2025/02/10 | 京都 | 晴 | エルフィンS | L | 芝1600m | 4着 | 川田将雅 | 1:36.1 | 482(+6) | 末脚鋭く健闘 |
| 2024/10/26 | 東京 | 曇 | アルテミスS | GⅢ | 芝1600m | 6着 | 川田将雅 | 1:34.0 | 476(0) | 重賞初挑戦 |
| 2024/08/11 | 中京 | 晴 | 2歳新馬 | ― | 芝2000m | 1着 | 川田将雅 | 2:04.2 | 476(新馬) | デビュー戦勝利 |
カムニャックは、デビューから7戦4勝という安定した成績を誇り、そのうちGⅠを1勝、GⅡを2勝とハイレベルな内容を記録しています。
とくにオークスで見せた後方待機からの豪脚一閃は圧巻で、距離2400mという舞台で持ち味の末脚を最大限に発揮しました。
ローズステークスでも好位から抜け出し、自在な脚質もアピール。
秋華賞では敗れたものの、重賞連勝による疲労や馬体重増を考慮すれば、むしろ次走への再浮上が期待される内容でした。
総じてカムニャックは、長距離・中距離どちらにも対応できる柔軟なタイプであり、GⅠ級の舞台で再び輝く可能性を十分に秘めています。
【現役】カムニャックの走りの特徴
カムニャックの走りの最大の特徴は、持続力と瞬発力のバランスの良さにあります。
2025年のオークスでは中団からじっくり脚をため、直線で一気に抜け出す末脚を披露。
決して派手な逃げや先行ではなく、冷静な立ち回りと末脚勝負で勝ち切るタイプといえます。
また、重賞での安定感が高く、ペースが速くてもスムーズに折り合える点は、騎手・川田将雅さんの手綱さばきと馬自身の気性の良さが噛み合っている証拠です。
一方で、秋華賞ではやや反応が鈍く、位置取りで流れに乗れなかったことから、急坂や小回りコースでの瞬発戦には課題を残しています。
それでも、芝の状態が良く、直線の長いコース(東京・阪神外回りなど)ではその長所を最大限に発揮できるでしょう。
| コース適性 | 芝コースが得意(特に東京・阪神外回り) |
| 距離適性 | 芝1800m〜2400mの中距離〜長距離で安定 |
| 脚質 | 先行・差しの自在型(瞬発力型ではなく持続力型) |
| 成長タイプ | 早熟寄りだが3歳秋以降も成長余地あり |
| 重馬場適性 | やや苦手。時計のかかる馬場では切れ味が鈍る傾向 |
| 精神面 | 落ち着きがあり、折り合いがつきやすい |
| 騎手適性 | 川田将雅さん、シュタルケ騎手との相性が良好 |
netkeibaニュース(2025年10月23日)によると、友道康夫調教師は秋華賞後に「大丈夫だし、カイバも食べています」とコメントしており、レース後のダメージは少なく、精神的にもタフな馬であることがうかがえます。
また、2025年10月30日の同サイト記事では「無理をする時期、馬でもない」と放牧を選択した判断も報じられ、陣営が馬の成長を最優先している姿勢が印象的です。
全体として、カムニャックは精神的な安定感と末脚の持続力を兼ね備えた万能型牝馬。
これまでの成績が示すように、クラシックディスタンス(芝2000〜2400m)では常に上位争いが期待できる、完成度の高い現役馬といえます。
【現役】カムニャックの血統紹介
カムニャックは、父ブラックタイド×母ダンスアミーガ(母父サクラバクシンオー)という配合で、スピードとスタミナを高次元で両立した良血馬です。
父ブラックタイドは、あのディープインパクトの全兄として知られ、産駒にはキタサンブラックなど名馬が並ぶ名種牡馬。
母系も重賞馬を数多く輩出しており、牝系の底力が光ります。
母ダンスアミーガは5勝を挙げ、ターコイズS(L)2着という実績を持つ快速牝馬。
その母ダンスオールナイトは中山牝馬S(GⅢ)3着馬であり、牝系にはジャンプ重賞馬ヨカグラなど多彩な才能が集う一族です。
これらの血統背景から、スピード×持続力×気性の安定性が融合した理想的な競走馬として評価されています。
| 父系統 | 母系統 |
|---|---|
| ブラックタイド(サンデーサイレンス系) | ダンスアミーガ(サクラバクシンオー産駒) |
| サンデーサイレンス(USA) | サクラバクシンオー(サクラユタカオー系) |
| ウインドインハーヘア(IRE) | ダンスオールナイト(エルコンドルパサー産駒) |
| ― | ダンスパートナー(サンデーサイレンス産駒) |
| ― | ダンシングキイ一族(エアグルーヴ・ルーラーシップなどを輩出) |
| 近親馬 | キープカルム(重賞勝利)/ラウルピドゥ/ヨカグラ(JGⅢ小倉サマージャンプ勝馬) |
| クロス | サンデーサイレンス 2×4(31.25%)/Northern Dancer 5×5(6.25%) |
この血統構成は、日本競馬の黄金配合ともいえる「サンデーサイレンス×スピード牝系」の典型例であり、持続的な脚と成長力が魅力です。
ブラックタイド産駒らしく芯の強さと先行持久力を持ちつつ、母方のサクラバクシンオーの影響で瞬発力とスピードも兼備。
オークスでの長距離適性と、ローズSでのスピード勝負を制した事実が、この血統の多面性を物語っています。
また、兄弟馬キープカルムも重賞ウィナーとして活躍しており、一族全体の競走能力の高さが際立っています。
名門社台ファームが育んだこの血統は、今後の繁殖牝馬としての価値も非常に高く、引退後の次世代への継承も期待される存在です。
まとめ|父の底力と母の名牝系を受け継ぐカムニャックの未来
カムニャックは、父ブラックタイド譲りの持久力と、母ダンスアミーガが属する“ダンシングキイ一族”の優雅な血を併せ持つ良血馬です。
サンデーサイレンスの2×4クロスにより、瞬発力と持続力のバランスが取れた理想的な配合を実現しています。
これまでにGⅠ優駿牝馬を制し、ローズステークスなどでも安定した走りを見せてきました。
日本屈指の名門牧場「社台ファーム」生まれであり、今後も国内外での活躍が期待される存在です。
カムニャックのさらなる飛躍は、血統と実績の両面から注目すべきポイントといえるでしょう。
本記事の執筆日:2025年11月1日
内容はnetkeiba掲載情報(2025年10月末時点)に基づいています。
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