セナスタイル(せなすたいる)は、2022年3月27日生まれの栗毛の3歳牝馬です。
父はフランスの名馬ソットサス、母は日本オークスを制した名牝ヌーヴォレコルトという豪華な血統背景を持ち、デビュー前から大きな注目を集めてきました。
2025年1月に中京競馬場での新馬戦を快勝すると、続く1勝クラスでも連勝を果たし、その才能を存分に発揮。
さらに秋華賞トライアルのローズステークスでは強豪相手に3着と健闘し、重賞戦線でも十分に通用する実力を証明しました。
血統と走りの両面で将来を嘱望されるセナスタイルの魅力を、本記事で詳しく解説していきます。

セナスタイルとは?プロフィールと基本情報
セナスタイルは2022年3月27日に千歳市の社台ファームで生産された牝馬です。
馬主は原禮子さん、管理調教師は美浦の安田翔伍さんに預けられています。
毛色は栗毛で、馬体重はデビュー戦から430kg台を維持しており、均整の取れた体型が特徴です。
デビュー戦は2025年1月19日の中京芝2000mの新馬戦で、見事に1着を飾り、鮮やかな競馬デビューを果たしました。
以下に基本プロフィールを整理します。
馬名 | セナスタイル(Sena Style) |
---|---|
生年月日 | 2022年3月27日 |
性別 | 牝 |
毛色 | 栗毛 |
父 | ソットサス(仏・凱旋門賞馬) |
母 | ヌーヴォレコルト |
母の父 | ハーツクライ |
生産者 | 社台ファーム(北海道千歳市) |
馬主 | 原禮子 さん |
調教師 | 安田翔伍 さん(栗東) |
主な取引 | ―(自家生産馬) |
父は仏国の強豪ソットサス、母は日本競馬の名牝ヌーヴォレコルトで、血統的には国内外の名馬の血を受け継いでいます。
現時点での通算成績は3戦2勝3着1回と安定感があり、芝2000mを中心に堅実な走りを見せています。
総獲得賞金は2,738万7千円に到達しており、3歳牝馬戦線において存在感を放つ1頭となっています。
順位 | 画像 | 商品名 | リンク |
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セナスタイルの血統背景と特徴
血統面では、父ソットサスは仏国のG1凱旋門賞を制した実力馬で、母父に日本の名種牡馬ハーツクライを持つ点が大きな魅力です。
母ヌーヴォレコルトはオークス(G1)を制した実績を持ち、その堅実な競走成績から繁殖牝馬としても高い評価を得ています。
母の父ハーツクライはドバイシーマクラシックを制した名馬であり、芝2000m以上での持続力ある末脚を子孫に伝える血統です。
また母母オメガスピリットの血統をたどると、スピニングワールドやリヴァーマン、ミスワキといった世界的名血が顔を並べており、国際色豊かな配合です。
セナスタイルは日本の底力ある牝系と欧州的なパワー血統を兼ね備え、スタミナと瞬発力のバランスに優れる点が特徴的です。
この血統背景から、芝の中距離戦で安定した走りを期待できると考えられます。

セナスタイルの戦績とこれまでの歩み
セナスタイルは2025年1月19日、中京競馬場芝2000mの新馬戦でデビューしました。
このレースでは2番人気に推され、道中好位で脚を溜める競馬を展開。
直線では力強く抜け出して1着を飾り、初陣を白星で飾りました。
以下にこれまでの主な戦績を整理します。
年月日 | 開催場 | レース名 | 距離 | 着順 | 騎手 |
---|---|---|---|---|---|
2025年1月19日 | 中京 | 3歳新馬 | 芝2000m | 1着 | 坂井瑠星 さん |
2025年8月2日 | 中京 | 3歳上1勝クラス | 芝2000m | 1着 | 坂井瑠星 さん |
2025年9月14日 | 阪神 | ローズS(GII) | 芝1800m | 3着 | 岩田康誠 さん |
続く2戦目は2025年8月2日、中京競馬場の3歳上1勝クラス芝2000mに出走。
ここでも2番人気に支持され、直線で先行勢をきっちりと交わして勝利を収め、連勝を達成しました。
そして3戦目は9月14日に行われた秋華賞トライアルの関西牝馬三冠前哨戦・ローズステークス(GII、阪神芝1800m)に挑戦。
強豪が揃った一戦で、10番人気という低評価ながら、鋭い末脚を繰り出して3着に健闘しました。
勝ったのは注目馬カムニャックでしたが、セナスタイルも力差のない走りを見せ、重賞戦線でも十分に通用するポテンシャルを証明しました。

セナスタイルの強みと走りの特徴
セナスタイルの最大の強みは、安定したレース運びと鋭い決め手です。
デビュー戦から一貫して見せているように、道中は好位で落ち着いて競馬を進め、直線でしっかりと脚を伸ばすタイプです。
馬体重は430kg台と牝馬としてはやや小柄ですが、無駄のないフットワークと持続力ある末脚が武器となっています。
また距離適性は芝2000m前後に非常にマッチしており、これまでの3戦でいずれも3着以内という安定感を誇ります。
馬場状態も良馬場での実績が中心ですが、血統背景から稍重や重馬場にも対応できる可能性を秘めています。
特にローズステークスでの走りは、相手強化の中でも末脚を繰り出せた点で高く評価でき、今後の牝馬クラシックや古馬重賞戦線でも大きな武器になるでしょう。

セナスタイルの血統から見る将来性
セナスタイルは、現役時代の戦績だけでなく、将来的に繁殖牝馬としても大きな注目を集める存在です。
父ソットサスは凱旋門賞を制した欧州屈指の名馬であり、母ヌーヴォレコルトは日本オークスを制した名牝。
さらに母父ハーツクライは種牡馬としても世界で評価を受けています。
これらの血統を一身に受け継ぐセナスタイルは、引退後に優れた産駒を送り出す可能性が非常に高いといえるでしょう。
特に母系は「オメガスピリット」に連なる牝系で、国内外で活躍馬を数多く輩出してきた実績ある血統ラインです。
この血を次世代に繋ぐことは、日本競馬のレベルアップにも寄与すると期待されています。
欧州血統由来の持続力と、日本競馬で磨かれた瞬発力の両方を兼ね備えるセナスタイルの配合は、今後の種牡馬選択によってさらに広がりを見せるでしょう。
将来的には国内有力種牡馬との交配だけでなく、海外種牡馬との配合によって国際的に通用する産駒を送り出す可能性もあります。
セナスタイルの血統からは、競走馬としての輝きだけでなく、繁殖牝馬としての未来に対しても大きな期待が寄せられています。

セナスタイルの今後の注目ポイント
2025年10月にはG1秋華賞(京都・芝2000m)への出走が予定されており、ここでの走りはキャリアの大きな分岐点となるでしょう。
ローズステークスで見せた走りからも、十分に上位争いできるポテンシャルを秘めています。
注目すべきはレース展開に左右されにくい点で、好位から末脚を繰り出す安定感があります。
今後、古馬との対戦や距離延長にも対応できるかが課題ですが、血統的背景とこれまでの戦績から見ても順調にステップアップが可能です。
また、牝馬戦線においてはライバルであるカムニャックやマゴットレジーナといった同世代の強豪との再戦も見どころの一つとなります。
セナスタイルがどの舞台で飛躍するのか、多くのファンが注目しています。
まとめ|安定感と切れ味を武器に飛躍が期待されるセナスタイル
セナスタイル(牝3、2022年生まれ)は、父ソットサス、母ヌーヴォレコルトという国際的に評価の高い血統を受け継ぐ期待の良血馬です。
デビュー戦から芝2000mで勝利を収め、続く1勝クラスでも連勝。
さらに秋華賞トライアルのローズステークスでは強豪を相手に10番人気ながら3着と健闘し、重賞戦線でも十分に戦える力を示しました。
彼女の持ち味は、レースでの安定感と直線で見せる鋭い切れ味です。
小柄な馬体ながらも無駄のない走りで確実に末脚を繰り出し、安定して上位争いに加わる姿はファンの心を掴んでいます。
血統背景からも中距離戦での適性は高く、将来的には牝馬限定G1はもちろん、古馬混合戦での活躍も視野に入るでしょう。
安定感と切れ味という二つの武器を兼ね備えたセナスタイル。
今後の飛躍に大きな期待が寄せられる存在です。
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