※この記事は2025年11月2日時点の情報をもとに作成しています。
競走馬パラディレーヌ(ぱらでぃれーぬ)は、2022年3月6日生まれの現役牝馬です。
岡田スタッドの生産馬で、2024年11月にデビューして以来、芝の中距離路線で安定した実績を積み重ねてきました。
特に注目を集めたのは、フラワーカップ(GⅢ)2着、優駿牝馬(オークス・GⅠ)4着、秋華賞(GⅠ)3着という、重賞・クラシックでの好走ぶりです。
クラシック世代のトップ層と互角に渡り合うその実力は、多くの競馬ファンから支持を集めています。
本記事では、そんなパラディレーヌの生産背景・競走成績・走りの特徴・血統構成などを詳しく紹介します。
有名牧場が送り出した素質馬の魅力を、データと共に紐解いていきましょう。
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【現役】パラディレーヌの牧場とプロフィールを紹介
パラディレーヌは、北海道・新ひだか町に拠点を構える岡田スタッドで生産されました。
岡田スタッドは、数多くの活躍馬を送り出してきた日本有数の名門牧場のひとつで、牧場代表の岡田牧雄さんは、馬主としても高い実績を誇っています。
本馬は2022年生まれの牝馬で、2024年11月にデビュー。
芝1800mを中心に安定した成績を重ね、2025年にはクラシック戦線の中心馬の一頭に数えられるまでに成長しました。
以下は、パラディレーヌの基本プロフィールをまとめた表です。
| 馬名 | パラディレーヌ(Paradis Reine) |
| 性別 | 牝馬 |
| 生年月日 | 2022年3月6日 |
| 毛色 | 鹿毛 |
| 馬主 | 岡田牧雄 さん |
| 調教師 | 千田輝彦 さん(栗東) |
| 生産者 | 岡田スタッド |
| 産地 | 北海道・新ひだか町 |
| 通算成績 | 7戦2勝 [2-1-2-2] |
| 主な勝鞍 | 2025年 つばき賞(1勝クラス) |
| 獲得賞金(中央) | 8,529万円 |
| 近親馬 | ガーデンオブエデン(姉)、パラダイスガーデンの2025(弟) |
岡田スタッドが誇るこの血統馬が、今後どのように成長していくのか。
重賞戦線でのさらなる飛躍に注目が集まっています。
【現役】パラディレーヌの競走成績を紹介
パラディレーヌは、2024年11月の新馬戦でデビューして以降、クラシック戦線でも上位に食い込む安定した競走成績を残しています。
特に2025年の春から秋にかけては、フラワーC2着、オークス4着、秋華賞3着と、重賞の舞台で高い競争力を発揮しました。
以下に、これまでの全レース成績を表形式でまとめました。
| 日付 | 開催 | レース名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 人気 | 馬体重 | 勝ち馬 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/10/19 | 京都 | 秋華賞 | GⅠ | 芝2000m | 3着 | 丹内祐次 | 6番人気 | 502kg (+6) | エンブロイダリー |
| 2025/09/14 | 阪神 | 関西TVローズS | GⅡ | 芝1800m | 8着 | 丹内祐次 | 3番人気 | 496kg (-2) | カムニャック |
| 2025/05/25 | 東京 | 優駿牝馬(オークス) | GⅠ | 芝2400m | 4着 | 丹内祐次 | 7番人気 | 498kg (±0) | カムニャック |
| 2025/03/22 | 中山 | フラワーC | GⅢ | 芝1800m | 2着 | 川田将雅 | 1番人気 | 498kg (-4) | レーゼドラマ |
| 2025/02/22 | 京都 | つばき賞(1勝クラス) | 1勝C | 芝1800m | 1着 | 岩田望来 | 1番人気 | 502kg (+4) | (ローランドバローズ) |
| 2024/12/14 | 京都 | 2歳未勝利 | 未勝利 | 芝1800m | 1着 | 岩田望来 | 1番人気 | 498kg (-2) | (アイスモント) |
| 2024/11/17 | 京都 | 2歳新馬 | 新馬 | 芝1800m | 3着 | 岩田望来 | 6番人気 | 500kg (初) | キングメーカー |
パラディレーヌはデビュー3戦目で初勝利を挙げ、その後つばき賞を快勝。
GⅢフラワーCでは差し脚を伸ばして2着に好走し、クラシックへの道を切り開きました。
オークスでは上位人気馬が揃う中、堂々の4着に食い込み実力を示し、秋華賞では後方から強烈な末脚で追い込み3着と健闘。
重賞・GⅠの舞台で着実に結果を残しており、今後のさらなる飛躍が期待される存在です。
【現役】パラディレーヌの走りの特徴を紹介
パラディレーヌは、芝1800〜2400mで安定した成績を残している、差し・追込み型の中距離巧者です。
特にクラシック路線では展開が向けば上位進出できるポテンシャルを持ち、実際にオークス(4着)・秋華賞(3着)という結果を残しています。
また、ラストの脚(上がり)に優れた末脚型であり、レース後半にじわじわと位置を上げる競馬が持ち味です。
馬体重も安定しており、調教後の成長曲線も穏やかで、競走馬としての完成度が早めなのも特徴です。
| 項目 | 評価・傾向 |
|---|---|
| 芝/ダート適性 | 芝専門(すべて芝コースで出走) |
| 距離適性 | 芝1800〜2400m(中距離がベスト) |
| 脚質 | 差し〜追い込み(終いの脚が武器) |
| 馬場状態 | 良馬場での好走多数(稍重・不良は未出走) |
| 成長傾向 | やや早熟(2歳〜3歳春から安定して活躍) |
| ペース耐性 | ハイペースで展開が向くと強み発揮 |
| 馬体の安定性 | 498〜502kg前後で推移(大きな増減なし) |
2025年の秋華賞後、鞍上の丹内祐次騎手は「展開がはまっていれば勝ち負けできた」とコメントしており、展開依存型ながらも末脚にかける競馬で上位を狙える力を持っていることがうかがえます。
また、調教段階でも早めに仕上がるタイプと評価されており、クラシックを通して安定したパフォーマンスを見せている点は特筆に値します。
今後は、展開に左右されにくい舞台設定や条件が揃った時に、重賞制覇が現実となるかもしれません。
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【現役】パラディレーヌの血統を紹介
パラディレーヌは、ディープインパクトの後継種牡馬「キズナ」を父に持ち、父系は日本の王道血統を引き継ぐ優れた血統背景を誇ります。
一方で、母系はアメリカのスピード型血統を祖とする牝系であり、日本ではまだ主流とはいえないマイナーな血統構成です。
しかし、そんな背景を持ちながらもGⅠで好走を重ねているのは、岡田スタッドがこの牝系をじっくりと育て、配合と育成の工夫を重ねてきた成果といえるでしょう。
パラディレーヌの父系血統表(簡略)
| 系統 | 馬名 |
|---|---|
| 父 | キズナ(Kizuna・2010年・青鹿毛) |
| 父の父 | ディープインパクト |
| 父の母 | キャットクイル |
| 父母父 | Storm Cat(米) |
父キズナはディープインパクト産駒として日本ダービーを制した実績馬で、種牡馬としても芝1800〜2400mを中心に活躍馬を多数輩出しています。
その母キャットクイルは米国の名血Storm Catを父に持ち、瞬発力と切れ味を伝える血を色濃く残しています。
こうした父系の王道血統に対し、母系はClosing Argument系という日本では目立った実績が少ない牝系に属します。
母パラダイスガーデンも地方競馬での活躍が主で、近親馬にも大きなタイトルホースは現れていません。
母系は米国系スピード血統に由来しており、日本では比較的マイナーな牝系となっています。
母パラダイスガーデンは地方競馬で4勝を挙げた競走馬で、その父Closing Argumentや祖母Forbidden Paradiseはいずれも日本では目立った活躍馬を出していません。
それにもかかわらず、パラディレーヌがクラシック戦線で活躍できたのは、岡田スタッドがこの牝系を地道に育て、質の高い配合と育成を施してきた証といえるでしょう。
今後、パラディレーヌがこの牝系の地位を押し上げる存在になる可能性にも注目が集まっています。
まとめ|重賞好走を重ねる岡田スタッド生まれの注目牝馬
パラディレーヌは、岡田スタッドが送り出した有望な現役牝馬です。
芝1800〜2400mを得意とし、2025年のクラシック戦線ではフラワーC2着、オークス4着、秋華賞3着と着実に結果を残してきました。
父キズナ譲りのしなやかな中距離適性と、母系に流れる米国型スピード血統のバランスが絶妙に融合し、レース終盤で確実に伸びる鋭い末脚を武器としています。
調教過程からも仕上がりの早さが見られ、成長力に期待がかかる一頭です。
これまでに大崩れのない競馬を続けており、展開次第ではGⅠタイトルも射程圏内といえる実力の持ち主。
今後の古馬重賞路線において、さらに存在感を高めていく可能性は十分。
今後もこの牝馬から目が離せません。
本記事の執筆日:2025年11月2日
内容はnetkeiba掲載情報(2025年10月末時点)に基づいています。
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