※この記事は2025年11月2日時点の情報をもとに作成しています。
競走馬ジョスラン(じょすらん)は、名牝系ケイティーズ一族に連なる血統を受け継ぎ、名門・ノーザンファームで生まれた牝馬です。
2025年の秋華賞では4着に食い込み、前哨戦の紫苑ステークスではわずかハナ差の2着と、重賞戦線で安定した走りを見せている注目の存在です。
半兄にはGⅠ三冠を制したエフフォーリア、半姉には桜花賞3着のペリファーニアがいるなど、兄弟馬の活躍も際立っています。
この記事では、ジョスランのプロフィール、戦績、走りの特徴、血統背景などを丁寧に紹介し、その魅力を余すことなくお伝えします。
【現役】ジョスランの牧場とプロフィールを紹介
ジョスランは、日本屈指の有名名門牧場・ノーザンファームの生産馬です。
ノーザンファームといえば、数多くのGⅠ馬を輩出してきた名門中の名門であり、2021年の年度代表馬エフフォーリアや、牝馬クラシック戦線で活躍したペリファーニアといった兄姉もこの牧場の生まれです。
調教師には、クラシックや重賞戦線で多くの有力馬を育ててきた鹿戸雄一(しかとゆういち)さんがついており、関東・美浦トレセンを拠点とする育成環境で磨かれてきました。
馬主は、名義として長年トップホースを所有してきた吉田和美さん。
この体制からも、ジョスランが期待の良血馬として大切に育成されてきたことがうかがえます。
以下はジョスランの基本プロフィールです。
ジョスランの基本情報(プロフィール表)
| 馬名 | ジョスラン(Jocelyn) |
| 性別 | 牝(メス) |
| 年齢 | 3歳(2022年3月25日生まれ) |
| 毛色 | 鹿毛 |
| 調教師 | 鹿戸雄一(美浦) |
| 馬主 | 吉田和美さん |
| 生産牧場 | ノーザンファーム(北海道・安平町) |
| 通算成績 | 5戦2勝[2-1-0-2] |
| 主な勝鞍 | 2025年カーネーションC(1勝クラス) |
| 総獲得賞金(中央) | 6,251万円 |
| 近親馬 | エフフォーリア、ペリファーニア等 |
【現役】ジョスランの競走成績紹介
ジョスランは2024年12月にデビューして以来、芝1800〜2000mの中距離戦を中心にキャリアを積み、わずか5戦で2勝・重賞2着・GⅠ4着という素晴らしい成績を残しています。
特に注目すべきは、牝馬クラシック最終戦・秋華賞(GⅠ)での4着健闘。
勝ち馬エンブロイダリーとは0.5秒差と大きく離されることなく、しっかり末脚を伸ばして存在感を示しました。
また、前哨戦の紫苑ステークス(GⅡ)ではルメール騎手を背に鋭く伸び、ハナ差の2着という好内容。
クラシック戦線でも安定して上位争いができるポテンシャルの高さを証明しました。
以下に、これまでの競走成績を表でまとめます。
ジョスランの競走成績(2025年11月時点)
| 日付 | 開催場 | レース名 | 格 | 着順 | 騎手 | 距離 | 馬場 | タイム | 着差 | 頭数 | 人気 | 馬体重 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/10/19 | 京都 | 秋華賞 | GⅠ | 4着 | 岩田望来 | 芝2000m | 良 | 1:58.8 | 0.5差 | 18頭 | 4番人気 | 472kg |
| 2025/09/07 | 中山 | 紫苑ステークス | GⅡ | 2着 | C.ルメール | 芝2000m | 良 | 1:59.1 | クビ差 | 13頭 | 2番人気 | 470kg |
| 2025/05/24 | 東京 | カーネーションC | 1勝 | 1着 | J.レーン | 芝1800m | 良 | 1:45.4 | -0.3 | 9頭 | 3番人気 | 464kg |
| 2025/03/22 | 中山 | フラワーカップ | GⅢ | 4着 | 横山武史 | 芝1800m | 良 | 1:48.5 | 0.7差 | 16頭 | 3番人気 | 474kg |
| 2024/12/21 | 中山 | 2歳新馬 | 新馬 | 1着 | 横山武史 | 芝1800m | 良 | 1:51.2 | -0.4 | 16頭 | 2番人気 | 478kg |
| 順位 | 画像 | 商品名 | リンク |
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【現役】ジョスランの走りの特徴を紹介
ジョスランのレーススタイルは、中団から末脚を伸ばす差しタイプに分類されます。
道中は折り合い重視で控え、最後の直線で一気にスピードを上げて上位に食い込む走りが印象的です。
特にその末脚は重賞でも通用するほど鋭く、紫苑ステークス(GⅡ)では上がり3ハロン33.6秒という圧巻の脚を見せ、0.0秒差の2着に食い込みました。
秋華賞(GⅠ)でも、ペースが速いなか上がり34.7秒の脚を繰り出し、勝ち馬から0.5秒差の4着と善戦しています。
一方で、展開に左右されやすい傾向もあり、直線で前が詰まると持ち味を発揮できない場面も。
岩田望来騎手が秋華賞後に「スムーズに進められていたら…もったいなかった」と語っているように【※出典:netkeibaニュース(2025年10月19日)】、立ち回りが鍵を握る馬です。
今後は、広いコースや直線が長めの競馬場でさらに力を発揮しやすく、東京・阪神などでの重賞戦線でも上位進出が期待されます。
ジョスランの走りの特徴まとめ
| 特徴項目 | 内容 |
|---|---|
| 距離適性 | 芝1800〜2000mの中距離 |
| 馬場適性 | 良馬場で高パフォーマンス |
| 芝/ダート | 芝専門(芝5戦) |
| 展開スタイル | 中団待機からの差し・追い込み |
| 上がり脚 | 33秒台の瞬発力を持つ |
| 得意条件 | 東京や阪神など広い直線の競馬場 |
| 不得意条件 | 前が詰まる・展開が不利なタイトな競馬 |
【現役】ジョスランの血統を紹介
ジョスランは、父エピファネイア×母ケイティーズハートという配合から生まれた、名門血統を受け継ぐ牝馬です。
母ケイティーズハートは3勝馬でありながら繁殖牝馬として大成功しており、兄には2021年の年度代表馬・エフフォーリア、姉には桜花賞3着馬・ペリファーニアがいます。
この血統は代々「サンデーサイレンス」の影響を強く受けており、ジョスラン自身もサンデーサイレンスのクロス(4×3)を持っています。
瞬発力とスタミナを兼ね備えた配合で、中距離適性の高さやしなやかな走りが血統面からも裏付けられています。
さらに祖母のケイティーズファーストから広がる牝系は、アドマイヤムーン(ドバイ・JC勝利)、ダディーズビビッド、パトリックなど、多くの重賞・オープン級競走馬を輩出する超良血ファミリー。
この牝系からまた1頭、大舞台での活躍が期待される牝馬が現れたといえます。
ジョスランの血統表(5代血統)
| 世代 | 父系統(父) | 母系統(母) |
|---|---|---|
| 父 | エピファネイア(Roberto系) | ケイティーズハート(サンデーサイレンス系) |
| 父の父 | シンボリクリスエス | ハーツクライ(サンデーサイレンス系) |
| 父の母 | シーザリオ | ケイティーズファースト(Kris系) |
| 近親馬 | エフフォーリア(兄)・ペリファーニア(姉)など |
血統的な注目ポイント
- サンデーサイレンス 4×3のクロス → キレのある末脚と成長力
- 父エピファネイア産駒 → クラシック路線に強く、牝馬ではデアリングタクトなどが代表
- 母系ケイティーズ牝系 → アドマイヤムーンやダディーズビビッドなど、多くの活躍馬を輩出
- ノーザンファーム × 鹿戸厩舎の黄金コンビ
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まとめ|名血の継承者・ジョスランの今後に期待
ジョスランは、ノーザンファームが誇る名牝ケイティーズ系の血統を受け継ぐ、まさにサラブレッド界のサラブレッドと言える存在です。
兄・エフフォーリア、姉・ペリファーニアといった活躍馬たちに続き、自身も早期デビューからクラシック路線で確かな存在感を示してきました。
デビュー5戦で2勝、GⅡで2着、GⅠでも4着に入るなど、戦績は申し分なく、今後の成長次第ではさらなる飛躍が見込まれます。
特に鋭い末脚を武器とした中距離戦での安定感は特筆すべきもので、広い競馬場での条件が整えば、重賞制覇も時間の問題かもしれません。
血統・実績・将来性の三拍子がそろったジョスラン。
今後は古馬戦線やエリザベス女王杯といった大舞台での活躍にも注目が集まるでしょう。
牝馬戦線の新たな主役候補として、競馬ファンの期待を一身に背負う一頭です。
本記事の執筆日:2025年11月1日
内容はnetkeiba掲載情報(2025年10月末時点)に基づいています。
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