「水族館に行きたいけど、岐阜には海がないし遠出は大変…」と感じたことはありませんか?
そんなファミリーにぴったりなのが、岐阜市から車で約30分で行ける「アクアトトぎふ」。
ここは世界最大級の淡水魚専門水族館で、アマゾン川の巨大魚や地元・長良川の生き物たちと出会える貴重な施設です。
館内はベビーカーでも安心のバリアフリー設計。
ゾウガメやカピバラとのふれあい体験、小さな水槽での「探す楽しみ」もあり、子供の好奇心をぐっと引き出してくれます。
さらに隣接のオアシスパークではピクニックや遊具も楽しめるため、1日のお出かけコースに最適です。
この記事では、3人の子育て中ママである筆者が実体験をもとに、「アクアトトぎふ」の楽しみ方・見どころ・子連れでの安心ポイントを詳しく紹介します。
週末のお出かけ先を探している岐阜エリアのご家族は、ぜひ参考にしてみてください!
【岐阜市から30分】アクアトトぎふは子連れにやさしい淡水魚水族館!

「アクアトトぎふ」は、岐阜県各務原市の「河川環境楽園」内にある、世界最大級の淡水魚専門の水族館です。
東海北陸自動車道の川島パーキングエリア直結という好立地にあり、岐阜市内からは車で30分程度と、子連れでも気軽にアクセスできます。
住所 | 岐阜県各務原市川島笠田町1453 河川環境楽園内 |
ウェブサイト | アクア・トトぎふ |
館内では、日本の清流・長良川から始まり、アジア・アフリカ・南米と、世界の淡水域にすむ魚や生き物たちの生態をじっくり観察できます。
特に印象的なのは、メコン川やアマゾン川の巨大魚たち。
迫力ある姿に、大人も子供も目を輝かせること間違いなしです。
「水族館=海の生き物」というイメージがありますが、アクアトトぎふは川や湖の自然環境を再現した展示が魅力。
川辺の風景を歩いているような感覚で進む順路は、散策気分で楽しめるのも特徴です。
さらに、館内は全館バリアフリー構造。
ベビーカーでの移動もスムーズで、小さなお子さん連れのファミリーでも安心。
ゾウガメやカピバラの餌やり体験、ワークショップなど、親子で楽しめる体験型イベントも充実しています。
アクアトトぎふ
■開園時間
・平日9:30〜17:00 (最終入館:16:00まで)
・土曜日・日曜日・祝日9:30〜18:00 (最終入館:17:00まで)
■休館日
・【2024年】4/8(月)、6/10(月)、7/8(月)、12/9(月)
・【2025年】1/14(火)、2/10(月)、3/10(月)
大人 | 中学生/高校生 | 小学生 | 幼児(3歳以上) | |
個人 | 1,780円 | 1,400円 | 900円 | 500円 |
団体 (有料入館者が20名以上) | 1,430円 | 1,120円 | 720円 | 400円 |
年間パスポート | 3,560円 | 2,800円 | 1,800円 | 1,000円 |
岐阜市から近く、「遠出せずに水族館体験がしたい」というファミリーのニーズにぴったりなスポット、それがアクアトトぎふです。
アクアトトぎふの楽しみ方!子供と一緒に満喫できる見どころ3選
アクアトトぎふは、水槽を見るだけでなく、歩く・探す・ふれあうといった体験型の楽しさが詰まった水族館。
小さな子供でも飽きずに過ごせる工夫が館内のあちこちに施されています。
ここでは、親子で楽しめる3つのポイントをご紹介します。
ベビーカーでも安心!スロープ構造の順路と見学ポイント
アクアトトぎふは4階建ての構造で、最上階から下りながら見学する順路になっています。
1階エントランスからエレベーターで4階に上がり、そこからゆるやかなスロープを使って、自然な流れで各フロアを見て回れます。
- 4階:長良川源流の森と清流の世界
- 3階:長良川の中流~下流・干潟の生き物
- 2階:メコン川・コンゴ川・タンガニーカ湖
- 1階:アマゾン川と大型淡水魚の世界
すべての階はスロープでつながっており、ベビーカーや小さなお子さん連れでも無理なく移動できるバリアフリー設計です。
歩き疲れたら途中にベンチや休憩スペースもあり、子供のペースに合わせた見学ができます。
親子で夢中!小さな水槽で楽しむ探す水族館体験
4階〜3階には、小さな水槽にカエルやサンショウウオなどの両生類が展示されています。
石の隙間や水草の陰に隠れるように展示されており、まるで「かくれんぼ」をしているかのよう。
水槽の近くには、展示生物の写真と名前が掲示されており、「どこにいるのかな?」「この模様の子、見つけたよ!」と、親子で一緒に探す楽しみが味わえます。
アクアトトぎふの両生類展示が楽しい!親子で探す水槽の中のかくれんぼ【体験談】
娘と一緒に、4階〜3階に並ぶ小さな水槽をじっくりのぞき込みました。
石の間に設置された水槽には、カエルやサンショウウオなどの両生類が展示されていて、一見何もいないように見えるのですが……実はその中にしっかり潜んでいるんです!
水槽の中には石や水草が配置されていて、展示されている生き物たちはその風景にしっかり同化。
なかなか見つけられず、娘と一緒に「どこかな?」「これかな?」と何度ものぞき込みました。
水槽の横には、展示されている生き物の写真と名前が掲示されていて、それをヒントに生き物を探す宝探しのような時間に。
「いた!……と思ったけど、葉っぱだった!」と娘が笑う姿に、こちらもほっこり。
小さな水槽だからこそ、観察の楽しさがぎゅっと詰まっていて、親子で夢中になれる素敵なひとときでした。
展示を「見る」だけでなく、「探す」「気づく」体験ができるのも、アクアトトならではの魅力です。
水の中の生き物をじっくり観察したり、隠れた姿を探したり、そんな「見つける楽しさ」をもっと味わいたいご家族には釣り堀体験もおすすめ。
詳しくはこちら【子供が夢中!郡上市の釣り堀『あくだ渓流苑』で初めての釣り体験|岐阜から日帰りOK】をご覧ください。
岐阜の自然の中で魚釣り体験ができる、水の生き物好きのお子さんには嬉しいお出かけ先です。
ゾウガメ&カピバラとふれあえる!大人気の体験型イベント
1階には、ゾウガメひろばとカピバラテラスがあります。
どちらも子供に大人気のコーナーです。
- 時間:9:30~15:00(休日や長期休暇中)
- 参加費:1回300円
- 触れ合いはできませんが、ゾウガメに餌やりしながら間近で観察できます。
アクアトトぎふのゾウガメに夢中!娘と楽しむ観察の時間【体験談】
ゾウガメがのそのそと歩くたびに、しわしわの手足やゴツゴツした甲羅がゆっくり揺れて、とても愛嬌のある姿。
その様子を見ていた娘がふと「カメって面白い形だね」とつぶやいた瞬間、思わずクスッと笑ってしまいました。
いつもはふわふわのぬいぐるみやモフモフの動物が好きな娘ですが、この日はモフモフじゃない可愛さにすっかり心をつかまれたようです。
「手が木の根っこみたい!」「顔が小さいのに首がなが~い!」と興味津々で観察していて、生き物の多様性に自然と触れられたことが、親としてもうれしく感じたひとときでした。
- 事前予約制(当日は参加不可)
- 予約はアクアトト公式サイトまたは現地のQRコードから
- 参加費:300円+予約確認メール提示が必要
「あれ、なあに?」娘のひとことから始まるカピバラ観察記【体験談】
カピバラがもぐもぐとエサを食べる様子を間近で見ていた娘。
その途中でふと「あっ、カピバラの指に何かある!」と驚いたように声を上げました。
水かきです。
じっと手足を見つめながら、「なんで水かきがあるんだろう?」と興味津々。
普段は気づかないような小さな部分にも目を向ける姿に、ただ「かわいい」で終わらない観察の楽しさを感じてくれているようで、親としても嬉しくなりました。
近くで見ることで、生き物の動きや細かい体のつくりまでよくわかり、子供の観察力や好奇心を育ててくれる体験になったと思います。
行きと帰りどちらのルートでも立ち寄れる場所にあるため、帰り際のもうひと観察にもおすすめです。
子連れに嬉しい!アクアトトぎふのバリアフリー&設備情報
アクアトトぎふは、小さなお子さんやベビーカー利用のご家族にも配慮された設計が魅力です。
スロープ中心の順路や平坦なフロア構造など、移動のしやすさが随所に感じられます。
館内は4階から順に下っていくスロープ構造で、段差がなくフラットな床面はベビーカーや車椅子でも安心。
途中にショートカット用の階段もありますが、すべてスロープで回れるため、歩き始めたばかりの子供でも安全に見学できます。
また、2階と1階には多目的お手洗いがあり、ベビーシートも完備。
授乳室は1階出口付近にあり、静かな空間で授乳やおむつ替えができます。
見学ルートの終盤には、机やイス、自動販売機が設置された休憩スペースも。
ジュースやアイスを買って一息つけるのも嬉しいポイント。
ここは館内で唯一、飲食が許可されたエリアです。

出口付近のスペースで娘と一緒におやつタイム。外には芝生エリアもあり、ピクニック気分でのんびり過ごせます。
さらに、アクアトトぎふは大規模イベント時を除けば、館内は比較的すいており、人混みが苦手なお子さんでもゆっくり観覧できます。
お昼前後は多少混雑することもありますが、朝イチまたは午後遅めの時間を選ぶと、より快適に楽しめます。
移動のしやすさ・静かな観覧環境・休憩スペースの充実など、子連れでのお出かけが初めてでも安心できる施設です。
アクアトトぎふは屋内施設で、天候に左右されず安心して過ごせるお出かけ先です。
お天気のいい日にお外で体を動かすお出かけをしたい時におすすめな公園があります。
広々とした芝生や大型遊具が充実している【岐阜ファミリーパーク(ミワクル広場)】や、遊具好きのお子さんにぴったりの【長良公園】です。
詳しくはこちら【岐阜市で子供とピクニックに出かけよう!家族で楽しいミワクル広場の魅力】・【長良公園の遊具完全ガイド!子供の年齢別おすすめエリアもご紹介】をご覧ください。
【よくある質問】子連れファミリー向けアクアトトぎふQ&A
アクアトトぎふは、子供連れのご家族にもやさしい水族館ですが、初めて行くときは不安や疑問も多いですよね。
ここでは、実際に多くの親御さんが気になるポイントをQ&A形式でまとめました。
- Qベビーカーは使えますか?
- A
はい、全館バリアフリー設計でベビーカーの利用が可能です。
館内の見学ルートはすべてスロープでつながっており、エレベーターで最上階の4階へ上がった後は、下りながら各展示を見て回る形になります。
ベビーカーを押しながらの移動もスムーズで安心です。
- Q授乳室やおむつ替えスペースはありますか?
- A
はい、1階出口付近に授乳室があります。
また、2階と1階のお手洗いにはおむつ替え台付きの多目的お手洗いも用意されており、赤ちゃん連れでも安心して利用できます。
- Q館内で飲食はできますか?
- A
展示エリアでは飲食は禁止ですが、1階の休憩スペースに限り飲食が可能です。
ここには自動販売機やテーブル・イスがあり、ジュースやアイスなどで一息つけます。
また、隣接するオアシスパークにはフードコートや芝生エリアもあり、ピクニックも楽しめます。
- Q所要時間はどれくらいですか?
- A
見学にかかる時間は、標準で約1時間〜1時間半ほどです。
ゆっくり魚を観察したり、イベントに参加したりすると2時間程度は見ておくと安心です。
施設の規模は大きすぎないので、小さな子でも疲れにくく、最後まで楽しめます。
- Qチケットは当日でも購入できますか?
- A
はい、当日券の購入が可能です。
チケット売り場での購入のほか、公式サイトからのオンライン予約にも対応しています。
カピバラもぐもぐタイムなど一部の体験は事前予約制となるため、参加希望の場合は事前に予約しておくと安心です。
まとめ・アクアトトぎふは岐阜の子連れお出かけに最適な水族館
岐阜市近郊で水族館を探しているなら、「アクアトトぎふ」はまさに理想的なスポット。
日本でも珍しい淡水魚専門の展示に加え、スロープで移動できるバリアフリー設計や、ゾウガメ・カピバラとのふれあい体験、子供の好奇心をくすぐる小さな水槽展示など、親子で楽しめる工夫が満載です。
授乳室・おむつ替えスペース・飲食可能な休憩所も完備されており、赤ちゃん連れでも安心して過ごせる設備が整っているのも大きな魅力。
さらに、併設の「河川環境楽園」や「オアシスパーク」も合わせて楽しめるため、1日かけてのお出かけにもぴったりです。
岐阜市からのアクセスも良好で、気軽に自然や生き物とふれあえるアクアトトぎふ。
休日の家族レジャーに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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※この記事は、岐阜市在住・3人の娘を育てる筆者が実際にアクアトトぎふを訪れた体験をもとに執筆しています。掲載内容は2025年4月時点の情報です。最新の情報は、オアシスパーク公式サイトをご確認のうえ、お出かけください。
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