レガレイラ(れがれいら)は、2025年11月16日に行われた第50回エリザベス女王杯(GⅠ・京都芝2200m)でついに“昨年の雪辱”を果たし、堂々の女王戴冠を果たしました。
昨年の悔しさを糧に成長を遂げた姿を、満員のスタンドへこれ以上ない形で証明した一戦となりました。
レースは序盤から各馬が積極的に位置を取りに行く展開となり、3歳馬・古馬の実力が拮抗したスリリングな流れに。
直線ではレガレイラが外から豪脚を繰り出し、2番手から抜け出したパラディレーヌを鋭く差し切り勝利。
女王の名にふさわしい圧巻のパフォーマンスが繰り広げられました。
この記事では、実況をもとにしたレースの詳細な流れ、全着順、結果、そして勝利ジョッキーのコメントまで、徹底的にまとめてお届けします。
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2025エリザベス女王杯|レース実況
この章では、実際の実況内容をもとにレースの流れを時系列で振り返ります。
スタート〜1コーナー:エリカエクスプレスが先手を主張
ゲートが開くと、ほぼ揃ったスタート。その中で最も鋭く出たのは3歳馬エリカエクスプレス。
続いてシンリョクカ、ケリフレッドアスクが前へ。
最内からセキトバイースト、さらにリンクスティップが先団を形成。
中団にはパラディレーヌ、カナテープ、レガレイラ、ココナッツブラウンなど実力馬が並び、1コーナーへと向かいました。
2コーナー〜向こう正面:ペースは59.9と平均。各馬が折り合い重視
エリカエクスプレスがリードを保ち、シンリョクカ、ケリフレッドアスクが続く形。
インにセキトバイースト、外にリンクスティップ、その後ろにパラディレーヌとフェアエールング。
中団にはカナテープと併走する形でステレンボッシュ。
さらにサフィラ、レガレイラ、ボンドガールなどが続き、1000m通過は59.9秒と平均的な流れに。
3コーナー〜4コーナー:先行勢にプレッシャー、レガレイラが進出開始
坂の下りに差し掛かると、エリカエクスプレスが先頭をキープするも、後続が一気に差を詰め始めます。
リンクスティップが馬群の外から動き、パラディレーヌも内から進出。
その外を豪快に進んでいったのがレガレイラ。
馬なりで前との差を詰めながら、勝負どころの4コーナーへ向かいました。
直線:パラディレーヌ先頭も、外からレガレイラが豪脚一閃
直線に向くと、逃げるエリカエクスプレスにパラディレーヌが並びかけ、早くも先頭へ。
内のセキトバイースト、外からライラック、さらにココナッツブラウンも追い込む中、
大外からレガレイラの豪脚が炸裂。
残り100mでパラディレーヌを捉え、力で抜き去ると、そのまま“横綱相撲”のような完勝劇。
昨年の雪辱を晴らす、堂々たるフィニッシュとなりました。
2025エリザベス女王杯|全着順&レース結果まとめ
ここでは、16頭の全着順とレース結果を表と文章で分かりやすく整理します。
2025エリザベス女王杯|全着順(表)
| 着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 人気 | 上がり | 馬体重 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | 7 | レガレイラ | 牝4 | 56.0 | 戸崎圭太 | 2:11.0 | 1 | 34.2 | 480(+8) | |
| 2 | 1 | 1 | パラディレーヌ | 牝3 | 54.0 | 岩田望来 | 2:11.3 | 1 3/4 | 4 | 34.7 | 508(+6) |
| 3 | 6 | 12 | ライラック | 牝6 | 56.0 | 藤岡佑介 | 2:11.4 | 1 | 9 | 34.2 | 456(-2) |
| 4 | 8 | 16 | リンクスティップ | 牝3 | 54.0 | C.デムーロ | 2:11.4 | アタマ | 2 | 35.0 | 482(+2) |
| 5 | 7 | 13 | ココナッツブラウン | 牝5 | 56.0 | 北村友一 | 2:11.5 | 1/2 | 3 | 34.6 | 462(+2) |
| 6 | 5 | 10 | セキトバイースト | 牝4 | 56.0 | 浜中俊 | 2:11.6 | 1/2 | 10 | 35.3 | 468(-10) |
| 7 | 3 | 5 | サフィラ | 牝4 | 56.0 | 西村淳也 | 2:11.6 | ハナ | 15 | 34.8 | 470(+6) |
| 8 | 4 | 8 | ヴェルミセル | 牝5 | 56.0 | 鮫島克駿 | 2:11.7 | 1/2 | 13 | 34.7 | 468(0) |
| 9 | 6 | 11 | フェアエールング | 牝5 | 56.0 | 丹内祐次 | 2:12.0 | 1 1/2 | 14 | 35.2 | 464(0) |
| 10 | 1 | 2 | ステレンボッシュ | 牝4 | 56.0 | C.ルメール | 2:12.0 | クビ | 6 | 35.4 | 472(0) |
| 11 | 5 | 9 | ボンドガール | 牝4 | 56.0 | 津村明秀 | 2:12.1 | クビ | 12 | 35.1 | 460(+2) |
| 12 | 3 | 6 | エリカエクスプレス | 牝3 | 54.0 | 武豊 | 2:12.1 | ハナ | 5 | 36.0 | 462(0) |
| 13 | 2 | 3 | シンリョクカ | 牝5 | 56.0 | 木幡初也 | 2:12.2 | 1 | 11 | 36.0 | 464(-2) |
| 14 | 7 | 14 | ケリフレッドアスク | 牝3 | 54.0 | 岩田康誠 | 2:12.4 | 3/4 | 16 | 35.9 | 456(-2) |
| 15 | 2 | 4 | カナテープ | 牝6 | 56.0 | レーン | 2:12.6 | 1 1/4 | 7 | 36.1 | 468(0) |
| 16 | 8 | 15 | オーロラエックス | 牝4 | 56.0 | 松山弘平 | 2:13.0 | 2 1/2 | 8 | 35.9 | 488(0) |
2025エリザベス女王杯|結果まとめ
レースはエリカエクスプレスが主導権を握る展開で進み、後続は平均的なペースで追走。
直線ではパラディレーヌが早め先頭に立ちましたが、外から豪脚を伸ばしたレガレイラが残り100mで鮮やかに差し切り勝利しました。
3着にはベテランの末脚が光ったライラックが入り、3歳馬リンクスティップは4着。
人気どころが順当に上位を占める結果となりました。
優勝騎手のレース後コメント
戸崎圭太騎手(レガレイラ)のレース後のコメントを紹介します。
「昨年の悔しさを胸に、このレースには強い思いで臨みました。道中はリズムよく進めることができ、3〜4コーナーの手応えも抜群でした。直線では“絶対に届く”と馬の力を信じて追いました。レガレイラ自身が本当に強くなっていて、女王の名にふさわしい走りをしてくれたと思います。応援してくださった皆さんに感謝します。」
まとめ|レガレイラが示した女王の走り!節目の第50回は歴史に残る一戦に
2025年のエリザベス女王杯は、名実ともに女王を決めるにふさわしい一戦となりました。
昨年あと一歩で涙をのんだレガレイラが、1年越しのリベンジを必ず成し遂げるという強い意志をレース内容から感じさせ、まさに“雪辱V”と呼ぶにふさわしい完勝劇でした。
パラディレーヌの早め抜け出しは見事で、世代トップクラスの地力を証明。
ライラックの鋭い末脚、リンクスティップの粘りも印象的で、牝馬戦線の層の厚さを感じさせます。
ペースは平均で淡々と進み、最後は実力馬たちが能力を出し切った総力戦。
レガレイラの横綱相撲とも言える強さは、今後の古馬牝馬路線のみならず、来季の大きな舞台でも中心的存在になり得るものです。
第50回という節目の年を華々しく飾ったレガレイラの勝利は、まさに“記憶に残るエリザベス女王杯”。
その強さに多くのファンが酔いしれました。
エリザベス女王杯に出走した同時代に注目を集めている実力派の現役競走馬たちについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
▶競走馬レガレイラとは?ノーザンファーム生まれの2024有馬記念馬
▶競走馬パラディレーヌとは?キズナ産駒×岡田スタッドのGⅠ好走牝馬を紹介!
