競走馬メイショウタバルとは?有名牧場×逃げ脚で輝く現役GⅠ馬を紹介!

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宝塚記念を逃げ切った競走馬メイショウタバルのレースシーン

※この記事は2025年11月1日時点の情報をもとに作成しています。

現役競走馬の中で、近年最も注目を集めている1頭がメイショウタバル(めいしょうたばる)です。

2025年6月に行われた伝統の一戦「宝塚記念(GⅠ)」を制し、名実ともにトップホースの仲間入りを果たしました。

重賞3勝の実績に加え、そのすべてが先手を奪っての逃げ切り勝ちという個性的なレーススタイルも、多くのファンを惹きつけています。

そんなメイショウタバルを語るうえで欠かせないのが、生産者である三嶋牧場の存在です。

北海道浦河町に位置する同牧場は、数々の活躍馬を輩出してきた名門であり、近年ではGⅠ馬の生産も多数。

有名牧場の看板を背負ってターフを駆ける姿は、血統と育成の結晶と言っても過言ではありません。

本記事では、メイショウタバルの基本プロフィールをはじめ、競走成績・走りの特徴・血統背景をわかりやすく紹介します。

「有名牧場×現役馬」という切り口から、その魅力を多角的に掘り下げていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

【現役】メイショウタバルの牧場とプロフィール紹介

メイショウタバルは、北海道・浦河町にある有名な三嶋牧場で生産されました。

三嶋牧場は、古くから中央競馬の有力馬を数多く輩出してきた実績豊富な名門牧場であり、良血統と馬体育成の両面で高い評価を受けています。

牧場主の馬づくりへの情熱と、浦河という馬産地特有の恵まれた自然環境が、数々の競走馬を成功へと導いてきました。

その血統的な背景を受け継いだメイショウタバルは、中央競馬で11戦5勝(2025年10月時点)という好成績を残しています。

特に注目すべきは、2025年の宝塚記念(GⅠ)での逃げ切り勝ち

馬主の松本好隆さんは「メイショウ」冠名で知られる個人馬主で、これまでにも多くの人気馬を所有してきたことで知られています。

また、管理するのは栗東所属の石橋守調教師

現役時代には騎手としても活躍し、調教師としても着実にキャリアを積み重ねています。

基本プロフィール(2025年10月時点)

馬名メイショウタバル(Meisho Tabaru)
性別・毛色牡・鹿毛
生年月日2021年4月20日
調教師石橋守(栗東)
馬主松本好隆さん
生産者三嶋牧場(北海道浦河町)
通算成績11戦5勝(GⅠ1勝含む)
主な勝鞍宝塚記念(GⅠ)、神戸新聞杯(GⅡ)、毎日杯(GⅢ)
獲得賞金4億1,809万円(中央)
馬体重レース時はおおむね500kg前後(最大510kg、最小490kg)

三嶋牧場の血統と育成、そして石橋厩舎の指導のもと、メイショウタバルは確実にトップホースへの階段を駆け上がっています。

【現役】メイショウタバルの競走成績

メイショウタバルは2023年10月にデビューしてから、2025年10月時点までに通算11戦5勝という成績を収めています。

特に注目すべきは、2025年6月の宝塚記念(GⅠ)を制したことです。

この勝利によってGⅠ馬の仲間入りを果たし、一躍トップホースとして名を馳せました。

また、2024年の神戸新聞杯(GⅡ)毎日杯(GⅢ)でも逃げ切り勝ちを収めており、先手を奪って自分のペースで押し切る「逃げ脚質」が最大の武器となっています。

その一方で、長距離戦である菊花賞(GⅠ)では16着と大敗するなど、距離や展開次第ではパフォーマンスに波がある点も見受けられます。

それでも、逃げの脚質がハマった時の爆発力は世代屈指

今後の中距離GⅠでも、展開次第で主役を張れる存在です。

メイショウタバルの全戦績(2023年10月〜2025年6月)

日付レース名着順騎手距離馬場備考
2025/06/15宝塚記念GⅠ1着武豊芝2200m稍重GⅠ初制覇(逃げ切り)
2025/04/05ドバイターフGⅠ5着武豊芝1800m海外遠征(UAE)
2025/01/19日経新春杯GⅡ11着浜中俊芝2200m逃げるも粘れず失速
2024/10/20菊花賞GⅠ16着浜中俊芝3000mスタミナ切れで失速
2024/09/22神戸新聞杯GⅡ1着浜中俊芝2200m稍重逃げ切り勝ち
2024/05/26東京優駿(日本ダービー)GⅠ取消浜中俊芝2400m出走取消
2024/04/14皐月賞GⅠ17着浜中俊芝2000m逃げてバテる
2024/03/23毎日杯GⅢ1着坂井瑠星芝1800m初重賞制覇(逃げ)
2024/02/17つばき賞(1勝クラス)1勝クラス1着浜中俊芝1800m逃げ切り
2024/01/20若駒SL除外浜中俊芝2000m馬体不安で除外
2023/12/242歳未勝利1着浜中俊芝2000m初勝利
2023/10/282歳未勝利5着角田大河芝1800mデビュー2戦目
2023/10/09新馬戦4着角田大河芝2000mデビュー戦

これらの戦績からもわかるように、自分の形(逃げ)に持ち込めるかどうかが鍵

特に2000~2200mの芝コースに強みを持っており、今後も中距離GⅠを中心に存在感を発揮していくことでしょう。

【現役】メイショウタバルの走りの特徴

メイショウタバルの最大の武器は、強力な先行力とハイペースでも粘り込む逃げ脚です。

これまでの5勝はいずれもスタートからハナを奪い、直線でも脚が鈍らない見事な逃げ切り勝ち。

特に、2025年の宝塚記念(GⅠ)では、強豪17頭を相手に最初から最後まで先頭を譲らずに押し切る内容で、GⅠ制覇にふさわしい堂々の走りを披露しました。

レース後に石橋守調教師は「春より一段階成長している。ここにきて本格化してきた」とコメント。

また、「いい状態で臨めている」と調教内容にも手応えを感じている様子でした(出典:スポーツ報知 2025年11月1日掲載)。

騎乗する武豊騎手も信頼を寄せており、テンのスピードが速い同馬の持ち味を最大限に引き出す騎乗を続けています。

一方で、長距離や後続のプレッシャーが強まった展開では、逃げ粘れずに失速する場面も。

特に、3000mの菊花賞ではスタミナ切れで16着に敗れたように、距離適性と展開の影響がパフォーマンスに直結しやすいタイプといえます。

メイショウタバルの適性・走りの傾向

項目評価・傾向コメント
脚質◎逃げハナを切って主導権を握るレースが得意
スタートゲートを出てからのダッシュ力が高い
距離適性◯芝1800〜2200m菊花賞では長すぎ、1800〜2200mで最も能力発揮
馬場適性◎良馬場〜稍重スピードを活かせる馬場が好条件
重馬場△やや不安力の要る馬場は苦戦傾向(ドバイ・皐月賞)
スタミナ3000mでは明らかに脚が止まった経験あり
成長度◯→◎4歳春以降で心身ともに充実期に突入
気性面△〜◯折り合いを欠く場面もあり逃げがベスト

逃げ馬としてのスタイルを確立しているメイショウタバルですが、スタートで出遅れると一気に苦しくなる場面もあり、「展開に左右されやすいタイプ」とも言えます。

それでも展開がハマった時の粘りとスピードは、現役トップクラスの存在感を放っています。

【現役】メイショウタバルの血統紹介

メイショウタバルは、その走りだけでなく、血統的背景から見ても注目に値する1頭です。

父はGⅠ6勝の実績を誇るゴールドシップ、母は地方を含めて2勝を挙げたメイショウツバクロで、いずれもタフな中長距離路線に強みを持つ系譜です。

加えて、サンデーサイレンスのインブリード(3×4・18.75%)を有しており、スピードとスタミナのバランスに優れた配合となっています。

メイショウタバルは、逃げ脚質での先行押し切りスタイルが目立ちますが、それを支えているのがこの血統構成です。

特に父・ゴールドシップ譲りの気性の荒さをコントロールできたときには、破壊力あるスピードでレースを支配する力を発揮します。

また、母系にもダンスインザダークやフレンチデピュティといった日本の芝中距離で実績を残した種牡馬が名を連ねており、重賞路線でも見劣りしない背景があります。

メイショウタバルの主な血統構成(5代血統表)

父系統血統母系統血統
ゴールドシップ(芦毛 2009)メイショウツバクロ(鹿毛 2010)
父父ステイゴールド(黒鹿毛 1994)母父フレンチデピュティ(栗毛 1992・米国)
父母ポイントフラッグ(芦毛 1998)母母ダンシングハピネス(黒鹿毛 1999)
血統クロスサンデーサイレンス 3×4(18.75%)特徴スピード×スタミナのバランス

さらに、母メイショウツバクロの産駒には地方14勝を挙げたメイショウメイスイ、2020年生まれのミニストリー、2022年生まれのメイショウヒンカクなどもおり、安定した成績を残すラインです。

加えて、祖母のダンシングハピネスからは京都大賞典(GⅡ)勝ちのメイショウカンパクなど、重賞実績馬も出ており、いわば「重賞を出せる牝系」の代表格とも言えます。

このように、メイショウタバルは実力と実績の裏付けとなる良血馬であり、競走馬としての完成度の高さはその血統に深く根ざしています。

まとめ|有名牧場の血統を受け継ぐ現役トップホース

メイショウタバルは、北海道浦河町の有名牧場・三嶋牧場で生産され、名門「メイショウ」軍団の一員として注目される現役競走馬です。

2025年の宝塚記念(GⅠ)を逃げ切りで制したように、そのスタイルは圧倒的な先行力と粘りを武器にした独自の強さを発揮します。

血統面では、父ゴールドシップ・母父フレンチデピュティという配合に加え、サンデーサイレンスのクロスも持ち合わせ、スピードと持続力の両立が可能な良血。

また、近親にはメイショウカンパクをはじめとした重賞実績馬も多く、まさに“結果を出せる牝系”に支えられた存在です。

成績に波がある一方で、ハマったときの破壊力は現役トップクラス。

今後も天皇賞(秋)などの大舞台で展開を支配する逃げ馬として、さらなる飛躍が期待されています。

「有名牧場×良血統×現役GⅠ馬」——その三拍子が揃ったメイショウタバルは、これからも目が離せない存在です。

本記事の執筆日:2025年11月1日
内容はnetkeiba掲載情報(2025年10月末時点)に基づいています。

メイショウタバルが出走する天皇賞(秋)や、同時代に注目を集めている実力派の現役競走馬たちについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

気になるレース展開や血統、ライバル馬の情報もあわせてチェックしてみてください。

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