競走馬リアライズシリウス(りあらいずしりうす)は、2023年生まれの2歳牡馬であり、現在無傷の2連勝中という圧巻の成績を誇る注目の若駒です。
デビュー戦での快勝に続き、続く重賞・新潟2歳ステークス(GIII)でも見事な走りを披露し、一気にクラシック戦線の有力候補として名を馳せる存在となりました。
特に注目すべきは、その完成度の高さとレースセンス。
芝1600mを得意とし、安定した先行力を武器に直線で鋭く抜け出すスタイルは、早くもファンや専門家の間で高評価を集めています。
また、馬体重の成長ぶりも明らかで、デビュー戦時の512kgから新潟2歳Sでは518kgと着実に増加。
馬体の充実度が、競走馬としてのポテンシャルの高さを証明しています。
馬主である今福洋介さんが所有する期待馬としても注目を集めており、今後の重賞戦線での活躍が期待されています。
本記事では、そんなリアライズシリウスの魅力をより深く知るために、以下のポイントを中心に解説していきます。
- 生産牧場や基本プロフィール
- 実際の競走成績
- 得意なコースや距離などの走りの特徴
- 父母や近親馬の血統背景
無敗のまま朝日杯フューチュリティステークス(GI)に挑むことが予想されるリアライズシリウスの全貌を、ぜひこの記事でチェックしてください。
【現役】リアライズシリウスのプロフィールと生産者情報
リアライズシリウスは、2023年3月14日生まれの2歳牡馬です。
日本を代表する名門牧場である社台ファーム(北海道千歳市)で生産され、手塚貴久さん(美浦)が管理する競走馬です。
馬主は今福洋介さんで、2024年のセレクトセールでは4,400万円で落札された高額取引馬としても注目を集めました。
今福洋介さんは、個人馬主として複数の所有馬を持つオーナーであり、中央競馬においても存在感を放つ存在です。
一口馬主制度を利用せず、個人名義で所有されている点からも、リアライズシリウスへの期待の高さがうかがえます。
デビューから2戦2勝と無敗で重賞制覇を成し遂げたリアライズシリウスは、その実績からすでに多くのファンを獲得しており、netkeibaでは21,240人が「お気に入り馬」に登録しています。
芦毛の美しい馬体も、ファンの人気を集める理由の一つとなっています。
以下に、リアライズシリウスの基本プロフィールを表形式でまとめます。
※下記の写真は競馬ファンによるX(旧Twitter)での投稿です。
少し前に帰厩したシリウスくん🐴💙
— 三浦 凪沙 (@m_nagisa0930) December 6, 2025
ニンジン貰ったよω🥕#リアライズシリウス pic.twitter.com/85TWvfDr3E
| 馬名 | リアライズシリウス |
| 性別・年齢 | 牡・2歳(2023年3月14日生) |
| 毛色 | 芦毛 |
| 所属厩舎 | 手塚貴久(美浦) |
| 馬主 | 今福洋介さん |
| 生産者 | 社台ファーム(北海道千歳市) |
| セリ取引価格 | 4,400万円(2024年セレクトセール) |
| 通算成績 | 2戦2勝(2025年12月時点) |
| 主な勝ち鞍 | 新潟2歳ステークス(GIII) |
| お気に入り登録数 | 21,240人(netkeiba) |
名門生産牧場・社台ファーム出身でありながら、重賞を早期に勝利したことで、POG(ペーパーオーナーゲーム)参加者からも高く評価される存在となっています。
血統の良さだけでなく、実際のレース内容でも高い完成度を示しており、今後の活躍にますます注目が集まる1頭です。
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【現役】リアライズシリウスの競走成績
リアライズシリウスは、2025年12月時点で2戦2勝という無傷の戦績を誇る実力派2歳馬です。
デビュー戦は2025年6月15日、東京競馬場の芝1600mで行われた2歳新馬戦。
1.9倍の圧倒的1番人気に支持され、スタートから先手を取り、危なげなく逃げ切り勝ち。
上がりタイムも上々で、能力の高さを見せつけました。
2戦目は2025年8月24日に行われた新潟2歳ステークス(GIII)。
初の重賞挑戦ながらも2.3倍の1番人気に推され、再び先行策から鋭く抜け出し、2着に0.7秒差をつけて完勝。
レース後の関係者コメントやメディア評価でも「完成度が非常に高く、今後も期待できる」と絶賛されました。
以下に、リアライズシリウスのこれまでの競走成績をまとめます。
| 日付 | 開催場 | レース名 | 距離 | 馬場 | 着順 | 騎手 | タイム | 上がり | 馬体重 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/06/15 | 東京 | 2歳新馬 | 芝1600m | 稍重 | 1着 | 津村明秀さん | 1:35.7 | 34.8 | 512kg | カムアップローゼスに快勝 |
| 2025/08/24 | 新潟 | 新潟2歳S(GIII) | 芝1600m | 良 | 1着 | 津村明秀さん | 1:33.4 | 33.4 | 518kg | タイセイボーグを完封 |
特筆すべきは、2戦連続で異なる競馬場(東京・新潟)において、安定したレース運びを見せた点です。
どちらのレースも1600mというマイル戦であり、スピードと持久力のバランスに優れた能力を持っていることが証明されました。
特に新潟2歳ステークスでは、前半のペースが平均より速い展開でも直線でしっかり伸びており、重賞で通用するトップクラスの完成度を備えていることが明らかになりました。
なお、馬体重はデビュー戦の512kgから518kgへと増加しており、成長と共に馬体の迫力も増してきています。
【現役】リアライズシリウスの走りの特徴
リアライズシリウスは、これまでの2戦で見せた走りから、高い先行力と完成度の高さが際立つ競走馬です。
どちらのレースでもスタートから前目につけ、直線では鋭く抜け出す競馬を見せており、「逃げ・先行型」の脚質を持っています。
騎乗した津村明秀さんも「非常にセンスのある馬」とコメントしており、レース運びの安定感と集中力の高さが評価されています。
また、成長面では「早熟タイプ」と見られる一方で、馬体の充実ぶりや血統背景からも将来的な伸びしろが感じられます。
唯一の課題はゲートとされており、最新の調教記事でも津村騎手が「ゲートの改善が次のステップ」と語っていることから、さらなる完成度を目指して調整が続いていることがわかります。
以下に、リアライズシリウスの適性を一覧表でまとめました。
| 項目 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| コース適性 | 芝◎・ダート× | 芝1600mで2戦2勝、ダート実績は未確認 |
| 距離適性 | 1600m前後◎ | マイルに適性、高速決着にも対応可能 |
| 脚質 | 逃げ〜先行◎ | スタートが良く、前で粘る展開が得意 |
| 成長タイプ | 早熟〜普通○ | 2歳で完成度高いが、今後の伸びしろに期待 |
| 馬場適性 | 良馬場◎・稍重○ | 新馬戦は稍重、新潟2歳Sは良馬場で快勝 |
これらの特徴から、リアライズシリウスは芝マイルの王道路線において、安定した結果を残せるポテンシャルを持つといえるでしょう。
重賞でも通用する総合力の高さと、今後の課題であるゲート対策が噛み合えば、クラシック戦線でも十分に勝負できる存在です。
特に、まだ2歳ながらこれだけの完成度を見せている点から、今後さらなる成長によって一段と強くなる可能性を秘めた、非常にポテンシャルの高い馬であることが明らかです。
【現役】リアライズシリウスの血統紹介
リアライズシリウスは、その走りの完成度と同様に、血統背景にも大きな魅力を持つ競走馬です。
父系・母系ともに優秀な血を引き、スピードと持久力を兼ね備えた血統構成は、今後の活躍を予感させます。
父はポエティックフレア(Poetic Flare)、ヨーロッパで活躍したサドラーズウェルズ系の種牡馬で、ダウンアプローチ(Dawn Approach)を通じてガリレオ(Galileo)の血を引いています。
欧州の名血を持ち、クラシックディスタンスでの適性が高い父系です。
母はレッドミラベル(芦毛、ステイゴールド産駒)で、中央で1勝を挙げた実績馬。
母父には日本競馬を代表する名種牡馬ステイゴールドが入り、瞬発力と勝負根性を受け継いでいます。
母系にはGII勝ち馬ルルーシュや、3着に好走したステージプレゼンスなどが名を連ねており、兄弟にも中央勝ち馬が複数存在する良血ファミリーです。
以下に、リアライズシリウスの血統をまとめた表を掲載します。
| 系統 | 馬名(生年) | 備考 |
|---|---|---|
| 父 | ポエティックフレア(2018年) | サドラーズウェルズ系、欧州G1馬の血統 |
| 父父 | ダウンアプローチ(2010年) | ガリレオ直系、スピードと粘りの欧州系統 |
| 母 | レッドミラベル(2014年) | ステイゴールド産駒、中央1勝 |
| 母父 | ステイゴールド(1994年) | サンデー系、日本競馬の名種牡馬 |
| 近親馬 | ルルーシュ(2008年) | アルゼンチン共和国杯(GII)優勝 |
| ステージプレゼンス(2007年) | きさらぎ賞(GIII)3着 | |
| ランツフート(2022年) | 中央2勝、兄弟馬として現役で活躍中 |
リアライズシリウスの血統は、欧州のクラシック血統と日本のサンデー系が融合したハイブリッド構成です。
この配合からは、芝の中距離戦での高い適性が見込まれ、2歳の段階で完成度が高い点も血統的に納得がいきます。
将来的には、さらなる距離への対応力や重馬場での走りにも注目が集まり、競走馬としての幅広い活躍が期待されます。
まとめ|リアライズシリウス未来のスター候補を見逃すな!
ここまでご紹介してきた通り、リアライズシリウスは2戦2勝、重賞勝利済みの期待の2歳牡馬です。
2023年に社台ファームで誕生し、4,400万円で取引された高額馬ながら、その期待に応える走りで着実に結果を残しています。
特に新潟2歳ステークス(GIII)での完勝劇は、今後のクラシック戦線を見据えるうえで大きなインパクトを与えました。
また、父ポエティックフレア譲りの欧州血統と、母系に流れるステイゴールド・ルルーシュといった良血の日本競馬らしさが融合した血統背景も魅力的です。
兄弟馬のランツフートも中央で活躍しており、一族の活躍ぶりは目を見張るものがあります。
リアライズシリウスは、先行力と瞬発力を兼ね備えた完成度の高い走りを見せており、現段階での完成度は世代トップクラス。
騎手の津村明秀さんも「課題はゲートだけ」と語っており、さらなる成長が期待できる一頭です。
これから迎える朝日杯フューチュリティステークス(GI)やクラシック三冠戦線において、リアライズシリウスは間違いなく注目を集める存在となるでしょう。
POGで注目している方はもちろん、競馬ファンなら今のうちにその名前をしっかり覚えておきたいところです。
今後の日本競馬をリードするスター候補として、リアライズシリウスの活躍から目が離せません。
本記事の執筆日:2025年12月13日
内容はnetkeiba掲載情報(2025年12月13日時点)に基づいています。
競走生活の先にも続く、馬たちの物語
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