『艦隊これくしょん-艦これ-』の聖地を巡ってみたいものの、どこへ行けばよいのか迷っていませんか。
艦これの代表的な聖地として親しまれているのが、横須賀・呉・佐世保・舞鶴・大湊です。いずれも旧海軍の鎮守府や警備府が置かれ、現在も艦艇や海軍に関係する施設が残っています。
本記事では、全国にある艦これの聖地の中から、初めての巡礼でも訪れやすい代表スポットを紹介します。
艦これの聖地はどこ?
艦これの代表的な聖地は、次の5地域です。
| 地域 | 所在地 | 艦これとの主な関係 | 代表的な巡礼スポット |
|---|---|---|---|
| 横須賀 | 神奈川県横須賀市 | 横須賀鎮守府サーバー | 記念艦三笠・YOKOSUKA軍港めぐり |
| 呉 | 広島県呉市 | 呉鎮守府サーバー | 大和ミュージアム・アレイからすこじま |
| 佐世保 | 長崎県佐世保市 | 佐世保鎮守府サーバー | セイルタワー・弓張岳展望台 |
| 舞鶴 | 京都府舞鶴市 | 舞鶴鎮守府サーバー | 舞鶴赤れんがパーク・北吸係留所 |
| 大湊 | 青森県むつ市 | 大湊警備府サーバー | 北洋館・水源池公園 |
艦これでは、横須賀・呉・佐世保・舞鶴の旧鎮守府と、大湊警備府に由来する名称がゲームのサーバー名に採用されています。
このため、これらの街は艦これファンから代表的な聖地として親しまれています。
艦これの聖地が旧軍港の街に多い理由
一般的なアニメの聖地巡礼では、作品に登場した駅や建物、街並みなどを訪れることが多いでしょう。
しかし、艦これのゲーム内には、特定の街がそのまま舞台として登場するわけではありません。そのため艦これでは、サーバー名の由来となった旧鎮守府や警備府の街、艦娘のモデルとなった艦艇の建造地、海軍の歴史を学べる施設などが聖地として巡られています。
ただし、本記事で紹介するすべての場所が、アニメの公式ロケ地として認定されているわけではありません。
ゲームやアニメ、艦艇、旧海軍の歴史を通じて、艦これファンに親しまれている場所を「聖地」として紹介します。
横須賀の艦これ聖地
横須賀は、艦これのサービス開始時に設けられた横須賀鎮守府サーバーの名前に採用されている街です。
旧横須賀鎮守府や横須賀海軍工廠が置かれ、多くの艦艇が建造・整備されました。現在も海上自衛隊とアメリカ海軍の拠点があり、港町らしい景色を楽しめます。
記念艦三笠
三笠公園に保存されている「三笠」は、日露戦争の日本海海戦で連合艦隊旗艦を務めた戦艦です。
艦これに登場する艦娘ではありませんが、実物の軍艦に乗り込み、艦内の構造や海軍の歴史を学べる貴重な施設です。操舵室や無線電信室などを見学でき、艦艇に興味を持ったばかりの人にも分かりやすいスポットです。
YOKOSUKA軍港めぐり
現役の艦艇を見たい人におすすめなのが、YOKOSUKA軍港めぐりです。
船内ガイドの解説を聞きながら、海上自衛隊やアメリカ海軍の艦艇が停泊する横須賀港周辺を船で巡ります。護衛艦や潜水艦などを海上から見られる可能性があり、横須賀ならではの軍港風景を楽しめます。
艦艇は訓練や任務で出港するため、訪問日に必ず見られるとは限りません。また、荒天時には運休することがあるため、当日の運航状況を確認しておきましょう。
ヴェルニー公園
ヴェルニー公園は、JR横須賀駅の近くにある海沿いの公園です。
対岸には海上自衛隊の施設や造船所があり、停泊している艦艇を眺められることがあります。園内には横須賀製鉄所の歴史を伝えるヴェルニー記念館もあり、近代造船が発展していった背景を学べます。
軍港めぐりの発着場所にも近いため、記念艦三笠と組み合わせて巡りやすいスポットです。
横須賀の艦これ聖地をゆっくり巡るなら、軍港めぐりや記念艦「三笠」へ移動しやすいホテルを選ぶのがおすすめです。観光拠点に便利な宿については、横須賀で艦船体験を楽しむのに便利な宿泊施設7選で詳しく紹介しています。
呉の艦これ聖地
呉は、艦これの呉鎮守府サーバーの名前に採用されている街です。
旧呉鎮守府と呉海軍工廠が置かれ、戦艦「大和」をはじめとする多くの艦艇が建造されました。現在も造船と海上自衛隊の街として知られ、艦艇の歴史を学べる施設が充実しています。
大和ミュージアム
呉の聖地巡礼で外せないのが、大和ミュージアムです。
館内では、呉の歴史や造船技術、戦艦大和に関する資料が展示されています。特に有名なのが、全長26.3メートルにもなる10分の1サイズの戦艦大和模型です。
大和ミュージアムは大規模改修を終え、2026年4月23日にリニューアルオープンしました。呉海軍工廠だけでなく、広海軍工廠や航空機技術に関する展示も強化されています。
戦艦大和が好きな人はもちろん、艦艇の技術や平和についてじっくり考えたい人にも向いています。
てつのくじら館
大和ミュージアムの近くにある「てつのくじら館」は、海上自衛隊呉史料館の愛称です。
建物の外に展示された、実物の潜水艦「あきしお」が大きな目印。館内では海上自衛隊の歴史や掃海活動、潜水艦の生活について学べます。
大和ミュージアムと近いため、2つの施設を合わせて見学しやすいのも魅力です。
アレイからすこじま
アレイからすこじまは、海上自衛隊の潜水艦や護衛艦を陸上から眺められる公園です。
艦艇の停泊場所と公園の距離が比較的近く、呉らしい軍港風景を楽しめます。周辺には旧海軍工廠時代のれんが建築やクレーンなども残り、街の歴史を感じながら散策できます。
現役艦艇は出港している場合があるため、どの艦が見られるかは訪問日によって異なります。
大和ミュージアムやてつのくじら館、アレイからすこじまをゆっくり巡るなら、呉駅や呉港から移動しやすい宿を選ぶと便利です。観光の拠点におすすめのホテルについては、大和ミュージアム観光に便利な広島・呉の宿泊先おすすめ7選で詳しく紹介しています。
佐世保の艦これ聖地
佐世保は、艦これの佐世保鎮守府サーバーの名前に採用されている街です。
明治時代に佐世保鎮守府が置かれ、西日本の重要な軍港として発展しました。現在も海上自衛隊佐世保基地があり、市内には旧海軍に関係する建物や施設が残っています。
アニメ『「艦これ」いつかあの海で』では、EpisodeⅣのタイトルが「佐世保」とされ、時雨が佐世保へ帰還する物語が描かれています。
海上自衛隊佐世保史料館・セイルタワー
セイルタワーは、旧日本海軍から現在の海上自衛隊までの歴史を紹介する史料館です。
館内には多くの史料や艦艇模型が展示され、佐世保が軍港として発展した背景を学べます。佐世保鎮守府について知ってから街を巡りたい人は、最初に訪れると理解が深まるでしょう。
館内には撮影が制限されている場所があるため、現地の案内に従って見学してください。
弓張岳展望台
弓張岳展望台からは、佐世保港、市街地、九十九島方面を一望できます。
港を囲む山々や造船所、艦艇が停泊する湾内など、鎮守府の街として発展した佐世保の地形を高台から確認できるのが魅力です。
佐世保港や市街地を見渡せるため、作品に描かれた佐世保の雰囲気を重ねながら景色を楽しめます。ただし、公式にアニメの背景モデルとして発表された場所ではありません。
旧佐世保無線電信所・針尾送信所
針尾送信所には、1922年に完成した3本の巨大な無線塔が残っています。
塔の高さは約135メートルあり、100年以上前の建造物とは思えない迫力があります。条件によっては塔の内部も見学でき、旧海軍の通信技術と建築技術を間近で感じられる場所です。
セイルタワーや弓張岳展望台とは距離があるため、車やレンタカーを利用すると巡りやすくなります。
佐世保の艦これ聖地を巡ったあと、家族やグループでゆっくり休みたい場合は、和室や和洋室のある宿も候補になります。佐世保市中心部や九十九島周辺で泊まれる宿については、長崎・佐世保で和室を選べるおすすめ宿8選で詳しく紹介しています。
舞鶴の艦これ聖地
舞鶴は、艦これの舞鶴鎮守府サーバーの名前に採用されている街です。
旧舞鶴鎮守府が置かれ、日本海側の防衛拠点として発展しました。現在も海上自衛隊舞鶴地方隊が置かれ、旧海軍時代のれんが倉庫や施設が数多く残っています。
舞鶴赤れんがパーク
舞鶴赤れんがパークは、旧海軍の倉庫として使用されていたれんが建築群を活用した観光施設です。
赤れんがの建物が並ぶ景色は舞鶴を象徴する風景のひとつ。旧鎮守府の街らしい雰囲気があり、歴史的な建築物を見ながらゆっくり散策したい人に向いています。
艦これ関連のイベントやコラボが行われる場合もありますが、常時開催されているわけではありません。イベントを目的に訪れる場合は、開催情報を確認しましょう。
北吸係留所
北吸係留所は、旧舞鶴鎮守府時代に設けられた桟橋を海上自衛隊が受け継いだ施設です。
一般公開日には、停泊する護衛艦などを間近で見学できる場合があります。岸壁の長さは約1,000メートルあり、周囲の山々と艦艇が並ぶ舞鶴らしい景色を楽しめます。
基地内の施設であるため、いつでも自由に入れるわけではありません。見学カレンダーを確認し、受付や本人確認などの案内に従いましょう。
海軍ゆかりの港めぐり遊覧船
海軍ゆかりの港めぐり遊覧船では、舞鶴湾から護衛艦、北吸係留所、造船所などを眺められます。
所要時間は約30分で、陸上とは違った角度から舞鶴の軍港風景を楽しめるのが魅力です。運航期間や曜日によって便数が異なるため、訪問前に公式サイトで最新の運航日を確認しましょう。
業務や訓練の状況によって、岸壁に艦艇がいない場合もあります。また、天候によって欠航する可能性があるため、事前予約と運航状況の確認がおすすめです。
艦艇名の付いた通りを探してみよう
東舞鶴の街には、三笠通り、敷島通り、朝日通り、初瀬通りなど、かつての艦艇に由来する名前が付けられた通りがあります。
艦これに登場する武蔵・千代田・明石の名前が付いた通りもあり、街を歩きながら艦艇名を探す楽しみがあります。
舞鶴赤れんがパークや北吸係留所、艦艇名が付いた通りをゆっくり巡るなら、東舞鶴エリアに宿泊すると観光の予定を組みやすくなります。観光拠点に便利な宿については、舞鶴赤れんがパーク観光に便利なホテル7軒で詳しく紹介しています。
大湊の艦これ聖地
大湊は、艦これの大湊警備府サーバーの名前に採用されている、青森県むつ市の地域です。
旧海軍時代から北方海域の防衛を担ってきた地域で、現在は海上自衛隊大湊地区隊が置かれています。
横須賀や呉に比べるとアクセスには時間がかかりますが、落ち着いた環境で旧海軍と北方防衛の歴史を巡れるのが魅力です。
北洋館
北洋館は、旧海軍と海上自衛隊による北方防衛の歴史を紹介する史料館です。
大湊地方隊や所属艦艇に関する資料が展示され、大湊がどのような役割を担ってきたのかを学べます。
北洋館周辺には、水源池公園や旧海軍の関連施設がまとまっているため、徒歩で周辺を巡ることもできます。むつ市では、北洋館などを歩いて巡る観光ガイドも案内しています。
※北洋館は開館日が限られており、訓練などの都合で臨時休館する場合もあります。訪問前に、大湊地区隊公式サイトで最新の開館日を確認しておきましょう。
水源池公園
水源池公園には、旧海軍が艦艇や軍施設へ水を供給するために整備した水道施設が残っています。
園内の旧大湊水源地水道施設は国の重要文化財に指定されており、石造りの堰堤や水槽などを見学できます。
春には桜も楽しめるため、海軍遺産だけでなく、静かな公園散策を楽しみたい人にもおすすめです。
北洋館や水源池公園など、大湊の旧海軍施設をゆっくり巡るなら、観光する場所や交通手段に合った宿を選ぶことが大切です。大湊駅周辺やむつ市中心部の宿については、青森・大湊周辺でおすすめの宿泊施設7選で詳しく紹介しています。
初めての艦これ聖地、どこがおすすめ?
5つの地域には、それぞれ異なる魅力があります。
見たい施設や好きな作品、アクセスのしやすさから、自分に合った巡礼先を選びましょう。
横須賀がおすすめの人
- 東京方面から日帰りしたい
- 現役艦艇を見たい
- 軍港クルーズを楽しみたい
横須賀は首都圏からアクセスしやすく、初めて艦これの聖地を巡る人にも向いています。
記念艦三笠、ヴェルニー公園、軍港めぐりなど、見どころが比較的まとまっているため、日帰りでも巡りやすいのが魅力です。
呉がおすすめの人
- 戦艦大和が好き
- 資料館をじっくり見たい
- 1日かけて巡礼したい
呉は、大和ミュージアムやてつのくじら館など、艦艇と海軍の歴史を深く学べる施設が充実しています。
短時間で駆け足で回るよりも、1日かけて展示や街並みをじっくり見たい人におすすめです。
佐世保がおすすめの人
- 『いつかあの海で』が好き
- 港町の景色を楽しみたい
- 海軍遺産とグルメを楽しみたい
佐世保は、『「艦これ」いつかあの海で』に思い入れがある人に特におすすめです。
佐世保港を望む景色や針尾送信所などの海軍遺産に加え、佐世保バーガーやレモンステーキといったご当地グルメも楽しめます。
舞鶴がおすすめの人
- 赤れんが建築が好き
- 旧鎮守府の街並みを歩きたい
- 艦艇名の通りを探したい
舞鶴は、赤れんが倉庫群や旧海軍施設が残り、街歩きそのものを楽しめる聖地です。
艦艇名が付いた通りを探したり、遊覧船から護衛艦を眺めたりと、さまざまな楽しみ方ができます。
大湊がおすすめの人
- 大湊警備府に思い入れがある
- 北方防衛の歴史を知りたい
- 人の少ない場所をじっくり巡りたい
大湊は、ほかの旧鎮守府の街とは異なる北方防衛の歴史に触れられる地域です。
アクセスには時間がかかりますが、落ち着いた環境で資料館や旧海軍施設を巡りたい人に向いています。
艦これの聖地巡礼で守りたいマナー
艦これの聖地には、一般的な観光施設だけでなく、慰霊碑や海軍墓地、現在も使用されている基地や造船所が含まれます。
現地の歴史と役割を理解し、ルールを守って見学しましょう。
慰霊碑や海軍墓地では静かに見学する
慰霊碑や海軍墓地は、亡くなった乗組員や戦没者を追悼する場所です。
艦これのぬいぐるみやグッズを碑の上に置いて撮影したり、大声で話したりする行為は控えましょう。遺族や参拝者の気持ちに配慮し、静かに手を合わせることが大切です。
基地や造船所の立入禁止区域に入らない
海上自衛隊の基地や稼働中の造船所には、立入禁止区域があります。
フェンスを越えたり、関係者専用の通路へ入ったりせず、現地の案内や係員の指示に従いましょう。
基地周辺には、小型無人機等飛行禁止法の対象区域が設定されている場合があります。ドローンを使用せず、撮影に関する現地の案内を守りましょう。
営業時間や一般公開日を確認する
資料館の休館日、基地や桟橋の一般公開日、遊覧船の運航日は変更される場合があります。
特に海上自衛隊の施設は、任務や警備、天候などの事情で公開が中止される可能性があります。遠方から訪れる場合は、出発前と当日の両方で公式情報を確認しましょう。
艦これの聖地に関するQ&A
まとめ|艦これの聖地で旧鎮守府と艦艇の歴史を巡ろう
艦これの代表的な聖地として、横須賀・呉・佐世保・舞鶴・大湊を紹介しました。
それぞれの特徴をまとめると、次のとおりです。
- 横須賀:記念艦三笠と軍港クルーズ
- 呉:戦艦大和と呉海軍工廠の歴史
- 佐世保:『いつかあの海で』と港町の景色
- 舞鶴:赤れんが建築と艦艇名の通り
- 大湊:北方防衛と大湊警備府の歴史
艦これの聖地巡礼では、ゲームやアニメの世界観を楽しむだけでなく、艦娘のモデルとなった艦艇や、日本の近代化、戦争と平和について考えるきっかけも得られます。
慰霊碑や基地など、一般的な観光地とは異なる場所もあるため、現地のルールとマナーを守りながら、それぞれの街に残る歴史を巡ってみてください。
※施設の公開日や見学方法、遊覧船の運航状況は変更される場合があります。本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。訪問前に各公式サイトをご確認ください。
