競走馬タスティエーラとは?有名牧場×GⅠ&海外制覇で注目の現役馬を紹介!

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日本ダービーを制した現役GⅠ馬タスティエーラの横顔と勝負服の騎手

※この記事は2025年11月1日時点の情報をもとに作成しています。

2023年の日本ダービーを制し、さらに香港・シャティンでの海外GⅠ「QE2世カップ」でも見事な勝利を収めたタスティエーラ(たすてぃえーら)

この現役牡馬は、世界的に有名な名門「ノーザンファーム」で生まれ、日本のみならず海外でも実力を証明してきた注目の存在です。

サトノクラウン産駒としてもトップクラスの活躍を見せ、2023年にはJRA最優秀3歳牡馬にも選出されました。

この記事では、そんなタスティエーラの牧場情報・成績・走りの特徴・血統背景を詳しく紹介し、今後の競馬ファン必見の注目ポイントを掘り下げていきます。

目次

【現役】タスティエーラの牧場とプロフィールを紹介

タスティエーラは、世界的にも有名な名門牧場「ノーザンファーム(北海道安平町)」で2020年3月22日に誕生しました。

サンデーサイレンス系と欧州型の血統を持ち、国内外のビッグレースで実績を重ねる優秀な血統背景を備えています。

中央競馬での活躍は目覚ましく、日本ダービー制覇をはじめとするGⅠ2勝に加え、海外GⅠでの勝利も果たすなど、国際舞台でも通用するスケールの大きな競走馬です。

調教師は美浦の名門・堀宣行(ほり のぶゆき)さん、馬主はキャロットファーム。

タスティエーラの基本プロフィール

馬名タスティエーラ(Tastiera)
性別・毛色牡・鹿毛
生年月日2020年3月22日
調教師堀宣行(美浦)
馬主キャロットファーム
生産者ノーザンファーム(北海道安平町)
募集価格1口7万円(400口)
通算成績12戦4勝(GⅠ2勝、GⅡ1勝、海外GⅠ1勝)
主な勝鞍日本ダービー(2023)、QE2世カップ(2025)など
獲得賞金中央:6億5,897万円 / 地方:0円
受賞歴JRA最優秀3歳牡馬(2023年)

2023年にはJRA賞で「最優秀3歳牡馬」に選ばれるなど、記録にも記憶にも残る現役馬として注目されています。

【現役】タスティエーラの競走成績まとめ

タスティエーラは、2023年の東京優駿(日本ダービー)を制し、クラシック制覇を果たしました。

皐月賞や菊花賞でもいずれも2着と安定感のある成績を残し、クラシック三冠すべてで連対を果たす実力を示しました。

その後も有馬記念、天皇賞(春・秋)、大阪杯といったGⅠに出走し、2025年には海外遠征で香港・シャティン競馬場のQE2世カップ(G1)を優勝

海外でもその能力を証明しました。

2023年のJRA賞で「最優秀3歳牡馬」に選ばれるなど、名実ともにトップクラスの競走馬です。

以下にこれまでの主なレース成績を表でまとめます。

タスティエーラの主な競走成績(最新順)

日付レース名開催地距離着順騎手馬場勝ち馬(2着馬)
2025/04/27QE2世カップGⅠシャティン芝2000m1着レーン
2024/12/08香港CGⅠシャティン芝2000m3着レーン
2024/10/27天皇賞(秋)GⅠ東京芝2000m2着松山弘平ドウデュース
2024/04/28天皇賞(春)GⅠ京都芝3200m7着モレイラテーオーロイヤル
2024/03/31大阪杯GⅠ阪神芝2000m11着松山弘平ベラジオオペラ
2023/12/24有馬記念GⅠ中山芝2500m6着ムーアドウデュース
2023/10/22菊花賞GⅠ京都芝3000m2着モレイラドゥレッツァ
2023/05/28東京優駿(日本ダービー)GⅠ東京芝2400m1着レーンソールオリエンス
2023/04/16皐月賞GⅠ中山芝2000m2着松山弘平ソールオリエンス
2023/03/05弥生賞(GⅡ)GⅡ中山芝2000m1着松山弘平トップナイフ
2023/02/12共同通信杯GⅢ東京芝1800m4着福永祐一ファントムシーフ
2022/11/272歳新馬新馬東京芝1800m1着ムーアラレーヌデリス

【現役】タスティエーラの走りの特徴と適性

タスティエーラの走りの最大の魅力は、中距離(芝2000~2400m)で発揮される高い持続力と瞬発力のバランスにあります。

特に東京優駿(日本ダービー)では、東京コースでしっかりと脚をため、直線で33.5秒の末脚を発揮して勝利。

クラシック戦線では堅実な好位差しの競馬を続け、展開に左右されにくい点が特長です。

さらに香港のQE2世Cでも、慣れない海外遠征ながら自在な立ち回りで見事に勝利し、器用さと順応性の高さを証明しました。

タスティエーラは芝2000m前後で鋭い末脚、国内外で対応できる万能型ステイヤー

馬体も年齢とともに成長し、古馬となった現在もパフォーマンスの底上げが見られます。

タスティエーラの走りの特徴・適性表

適性項目傾向・評価
コース適性芝◎ / ダート×
距離適性中距離(2000~2400m)がベスト。3000m以上もこなせるがやや長め
脚質好位差し型が基本。逃げ・追い込みは非対応傾向
馬場状態良馬場・稍重で安定。重馬場はやや苦手
成長タイプやや晩成。3歳後半~古馬になって本格化
海外適性高評価(QE2世C勝利)
スター性GⅠ2勝+海外GⅠ勝利で高水準
重賞安定度非常に高い(12戦中10戦で掲示板以内)

【現役】タスティエーラの血統背景と名馬たち

タスティエーラの父は、宝塚記念(GⅠ)や香港ヴァーズ(GⅠ)などを制した名馬・サトノクラウン

母はパルティトゥーラで、母の父にはステイヤー血統のマンハッタンカフェが配されています。

この配合により、サンデーサイレンス系の瞬発力と、欧州型の粘り強さを兼ね備えた馬となっており、長距離から中距離まで幅広い距離に対応可能。

父サトノクラウン×母系は名牝フォルテピアノの良血統馬です。

母系をさかのぼれば、祖母に重賞馬の血を引くクラフテイワイフ系統がおり、競走馬としても繁殖牝馬としても価値ある牝系に属しています。

また、5代血統表内に「Northern Dancer」のクロス(5×5)があるのも注目点

世界的な名血の影響を受け、完成度の高い馬体構造とバランスの良さにつながっています。

タスティエーラの5代血統表(父系・母系)

父系母系
サトノクラウン(父)
Marju → Last Tycoon(Northern Dancer系)
Flame of Tara
パルティトゥーラ(母)
マンハッタンカフェ → Sunday Silence(サンデー系)
サトルチェンジ(Law Society系)
フォルテピアノ(母の母)
Northern Dancer のクロス:5 x 5(6.25%)ありFNo. [9]:日本でも活躍馬が多い名牝系

兄弟・近親馬の活躍

馬名関係主な実績
スパルティート全妹現役(父ブリックスアンドモルタル)
チェントポルテ半妹現役(父レイデオロ)
フィザルモニカ近親1勝、中央現役(父ルヴァンスレーヴ)
アインザッツおじ2勝(ステイゴールド産駒)

まとめ|タスティエーラは名門血統と実力を兼ね備えた現役トップホース

タスティエーラは、ノーザンファーム生まれという確かな血統背景を持ち、2023年の日本ダービー制覇を皮切りにクラシック三冠すべてで好走

さらには2025年に海外GⅠ・QE2世カップを勝利するなど、国内外でその実力を証明してきました。

芝2000〜2400mの中距離を得意とし、末脚・粘り・自在性を兼ね備えた万能型

サトノクラウン産駒の代表格であり、将来的には種牡馬としての活躍も期待されます。

戦績・血統・適性いずれも高水準なタスティエーラは、今後のGⅠ戦線においても引き続き注目を集める現役トップホースです。

本記事の執筆日:2025年11月1日
内容はnetkeiba掲載情報(2025年10月末時点)に基づいています。

タスティエーラが出走する天皇賞(秋)や、同時代に注目を集めている実力派の現役競走馬たちについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

気になるレース展開や血統、ライバル馬の情報もあわせてチェックしてみてください。

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