岩渕 麗楽(いわぶち れいら)さんは、日本を代表するプロフェッショナル・スノーボーダーであり、女子スロープスタイルおよびビッグエアの世界的なトップライダーです。
2001年に岩手県一関市で生まれた岩渕麗楽さんは、両親の影響で4歳からスノーボードを始め、小学1年生で本格的に競技の世界へ足を踏み入れました。
その才能が開花するのは早く、若干13歳(中学1年生)でプロテストに合格し、プロスノーボーダーとしてのキャリアをスタートさせています。
彼女の名が世界に轟いたのは、2017年のワールドカップ初優勝、そして何より2022年北京オリンピックでの勇気ある挑戦でした。
女子選手として史上初めて、超大技「フロントサイド・トリプルアンダーフリップ1260」を実戦で繰り出し、結果以上にその飽くなき挑戦心が世界中のアスリートやファンを熱狂させました。
現在は法政大学に在籍しながら、学業と競技を高いレベルで両立させています。
24歳(2026年1月現在)となった彼女は、すでに2度のオリンピックを経験し、数多くのワールドカップやX gamesでのメダルを獲得してきましたが、その進化は止まることを知りません。
現在は2026年ミラノ・コルティナ五輪での悲願の金メダル獲得を目指し、日本スノーボード界のリーダーとして、次なるステージへと突き進んでいます。
岩渕麗楽さんのスタンスを紹介
スノーボードにおいて「スタンス」は、滑りのスタイルや得意なトリックを決定づける非常に重要な要素です。
岩渕麗楽さんのスタンス設定と、そこから繰り出される技術的な強みについて解説します。
岩渕麗楽さんのスタンス・技術的特徴一覧
| スタンス方向 | レギュラー (左足前) |
| 得意種目 | スロープスタイル、ビッグエア |
| 代名詞的トリック | フロントサイド・トリプルアンダーフリップ1260 |
| ライディングの強み | 低重心で安定した空中姿勢、高回転からの正確な着地 |
| 所属ブランド | BURTON(バートン) |
岩渕麗楽さんの基本スタンスは、左足を前にして滑る「レギュラー」です。
彼女はこのレギュラースタンスを軸に、ジャンプの踏切から空中での回転、そして着地までをミリ単位の精度でコントロールしています。
特に、彼女の代名詞となった世界初の大技「フロントサイド・トリプルアンダーフリップ1260」は、このレギュラースタンスから繰り出されるフロントサイド(体の前面方向)への回転を極めた結晶と言えます。
身長149cmと小柄な岩渕麗楽さんにとって、スタンスの安定感は生命線です。
彼女はBURTON(バートン)のギアを愛用しており、自分の体格に最適なスタンス幅やビンディングの角度を追求することで、体格差のある海外選手にも負けない高回転のキレを生み出しています。
また、彼女のスタンスにおける強みは、スイッチ(逆向き)での滑走能力の高さにもあります。
現代のスロープスタイル競技では、レギュラーだけでなく逆スタンスでの踏切や着地も高得点の鍵となりますが、岩渕麗楽さんはどちらの向きでも違和感なく高難度のトリックを繋ぐことができる、極めて高いバランス感覚を持っています。
岩渕麗楽さんの成績(アスリートとしての経歴)を紹介
岩渕麗楽さんは、10代前半からスノーボード界の「神童」として注目を集め、プロ転向後は瞬く間に世界の頂点へと登り詰めました。
その成績は、単に勝利数が多いだけでなく、「日本人女子初」や「世界初」といった記録が並んでいるのが特徴です。
岩渕麗楽さんの主要競技成績一覧
| シーズン / 年度 | 大会名 | 種目 | 順位 |
| 2016-2017 | ジュニア世界選手権(チェコ) | ビッグエア / SS | 2位(銀) |
| 2017-2018 | ワールドカップ(アメリカ) | ビッグエア | 初優勝 |
| 2018 | 平昌オリンピック | ビッグエア | 4位入賞 |
| 2018-2019 | ワールドカップ | ビッグエア | 種目別総合優勝 |
| 2021-2022 | 北京オリンピック | SS / ビッグエア | 5位 / 4位入賞 |
| 2022-2023 | X games ASPEN | ビッグエア | 優勝(金) |
| 2023-2024 | ワールドカップ(スイス) | スロープスタイル | 優勝 |
| 2024-2025 | 世界選手権(スイス) | ビッグエア / SS | 2位 / 3位 |
| 2025-2026 | ワールドカップ(中国) | ビッグエア | 2位 |
岩渕麗楽さんのキャリアにおいて、2017年のワールドカップ(コッパーマウンテン)での初優勝は衝撃的でした。
当時15歳でW杯デビュー直後だった彼女が、いきなり世界のトップを破ったことで「岩渕麗楽」の名は一躍世界に知れ渡りました。
その後、2018年平昌五輪では日本勢最高位の4位、2022年北京五輪でも連続入賞を果たすなど、オリンピックの大舞台で安定して結果を残し続けている点が高く評価されています。
また、世界最高峰の招待制大会「X games」での活躍も目覚ましく、2023年にはビッグエアで念願の金メダルを獲得しました。
さらに、2026年1月17日に行われたワールドカップ・スロープスタイル(ラクス)予選では、見事に予選1位を飾り、3度目のオリンピックとなるミラノ・コルティナ五輪への日本代表入りを確実にしています。
彼女の成績の凄みは、怪我を乗り越えてなおパフォーマンスが向上している点にあります。
北京五輪での左手骨折という逆境を経て、さらに高難度の「トリプルアンダーフリップ」を習得。
24歳となった現在も、若手の追随を許さない圧倒的な実力で世界ランキング(FIS / WSPL)の最上位圏を維持し続けています。
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岩渕麗楽さんのプロフィールを紹介
岩渕麗楽さんは、雪上でのストイックな姿とは裏腹に、私生活では現役の大学生として学業に励み、多彩な趣味を持つ非常に魅力的な人物です。
岩手県から世界へ羽ばたいた彼女の素顔を詳しくご紹介します。
岩渕麗楽さんのパーソナルデータ一覧
| 氏名 | 岩渕 麗楽(いわぶち れいら) |
| 生年月日 | 2001年12月14日(24歳) |
| 出身地 | 岩手県東磐井郡東山町(現:一関市) |
| 身長 / 体重 | 149cm / 44kg |
| 血液型 | AB型 |
| 学歴 | 一関市立東山中学校、一関学院高等学校 卒業、法政大学 在学中 |
| 所属 | BURTON(バートン) / エイベックス・マネジメント・エージェンシー |
| 趣味 | 写真撮影、読書(推理小説)、デニム収集 |
※体重は大会時期やコンディションにより変動するため、参考値としてご覧ください。
岩渕麗楽さんの出身地である岩手県一関市では、彼女の功績を称えて一関市市民栄誉賞が贈られています。
地元愛が強く、オフシーズンには地元のイベントに参加することもあります。
学業面においても非常に優秀で、高校時代は遠征をこなしながらもテストで学年10位以内をキープしていたという驚きのエピソードがあります。
現在は法政大学スポーツ健康学部に在籍し、理論的な側面からも自身のパフォーマンス向上を追求しています。
また、彼女のライフスタイルを彩る趣味も注目されています。
特に「カメラ」への情熱は高く、その時の気分や撮影シーンに合わせて複数のカメラを使い分けるほどのこだわりを持っています。
遠征先での景色や仲間の姿を収めることが、過酷な転戦の中でのリフレッシュになっているようです。
また、「推理小説」を愛読する一面もあり、複雑なトリックを読み解く集中力が、競技における緻密な戦略立案にも活かされているのかもしれません。
ファッション面ではデニムを愛用しており、機能性とデザイン性を両立させたスタイルを好んでいます。
さらに、多くのファンを驚かせたのが、日本を代表するロックバンドGLAYとの繋がりです。
2018年からは公式アプリを通じてサポートを受けており、彼女のヘルメットにはGLAYのロゴが輝いています。
音楽とスポーツという異なるジャンルからの支えが、彼女が世界の第一線で戦い続ける原動力の一つとなっています。
岩渕麗楽さんのプロフィールでもご紹介した通り、彼女はシーンに合わせて機種を使い分けるほどの「カメラ好き」としても知られています。
プロのライダーにとっても、自分の滑りを客観的に見直すことは上達への近道です。
「岩渕さんのようなダイナミックな滑りを動画に残したい」「自分のフォームをチェックしてレベルアップしたい」という方におすすめの、ゲレンデで活躍するアクションカメラをご紹介します。
『GoPro(ゴープロ) HERO 4Kアクションカメラ』は、スノーボードのような激しい動きを伴うスポーツに最適です。
驚異の手ブレ補正機能により滑走中の激しい振動でも、まるでジンバルを使っているかのような滑らかな映像を記録できます。
過酷な環境に強い防水・耐寒設計:で、水深5mまでの防水性能を備え、雪山のような低温環境でも安定して動作するよう設計されています。
驚くほど軽量・コンパクトなのでポケットに収まるサイズ感(約86g)で、ヘルメットやチェストマウントに取り付けても重さを感じず、ライディングに集中できます。
高画質4K&スローモーション搭載で、決定的瞬間を4Kの高解像度で残せるほか、自分のトリックを細かく分析できるスローモーション撮影も可能です。
岩渕麗楽さんによくある質問Q&A
岩渕麗楽さんの驚異的な技術や、競技に挑む姿勢について、多くのファンが抱く疑問をQ&A形式でまとめました。
- 岩渕麗楽さんがスノーボードを始めたきっかけは何ですか?
-
両親が趣味でスノーボードを楽しんでいたことがきっかけです。
4歳の時に初めて雪上に立ち、小学1年生の頃から本格的に競技として取り組み始めました。
中学1年生でプロに転向するまでは、地元の岩手県を拠点に練習を重ねていました。
- 岩渕麗楽さんが得意とする「トリプルアンダーフリップ」とはどんな技ですか?
-
正式には「フロントサイド・トリプルアンダーフリップ1260」と呼ばれる技です。
縦に3回転しながら、横にも3回転半(1260度)回るという、超高難度の空中動作です。
2022年4月に、女子選手として世界で初めて成功させるという歴史的快挙を成し遂げました。
世界で数人しかできない神業です。
- GLAYがサポートしているというのは本当ですか?
-
はい、本当です。
2018年に、ロックバンドGLAYの「GLAYアプリ」が公式にサポートを発表しました。
岩渕麗楽さん自身もGLAYの音楽から刺激を受けており、競技用のヘルメットにはGLAYのロゴが入れられています。
岩渕麗楽さんが世界の第一線で戦い続ける背景には、互いに高め合える最強のチームメイトたちの存在があります。北京オリンピックで共に戦い、2026年ミラノ・コルティナ五輪でもメダル獲得が期待される日本人選手たちのプロフィールや強みも、あわせてチェックしてみてください。
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まとめ|岩渕麗楽さんのスタンスと成績:ミラノ五輪での金メダルへ向けて
岩渕 麗楽(いわぶち れいら)さんは、その小柄な体格からは想像もできないほどのパワーと、誰にも真似できない強固な意志を持った、日本が世界に誇るトップアスリートです。
4歳でボードを履き、13歳でプロの世界へ飛び込んだ彼女の歩みは、常に「限界への挑戦」とともにありました。
彼女の最大の魅力は、単に高い成績を残すことだけではなく、どんな過酷な状況下でも自分の決めたスタンスを貫き通す、その高潔な精神性にあります。
北京オリンピックで見せた、左手骨折という逆境を跳ね除けての超大技への挑戦は、メダルの有無を超えて「スポーツの本質的な感動」を私たちに教えてくれました。
そして、その失敗を糧にして、わずか数ヶ月後には女子史上初となる「フロントサイド・トリプルアンダーフリップ1260」を成功させるという、驚異的な実行力と修正能力を見せつけました。
現在、岩渕 麗楽さんは法政大学での学業と並行しながら、2026年ミラノ・コルティナ五輪への切符を確実に手にしています。
過去2大会で味わった、表彰台まであと一歩という悔しさは、彼女をさらに強く、そして賢いライダーへと進化させました。
趣味のカメラや読書で心を整え、地元一関市やGLAYをはじめとする多くのサポーターに支えられながら、彼女は今、最高潮のコンディションで3度目の夢舞台へ向かっています。
世界のコンテストシーンを牽引し続ける彼女が、イタリアの空で最高の笑顔を見せてくれることを、私たちは確信しています。
これからも進化を止めない岩渕 麗楽さんの活躍から、一瞬たりとも目が離せません。
会場案内|ミラノ・コルティナ五輪リヴィーニョ・スノーパーク
ここからは、岩渕 麗楽さんが挑む舞台となる「ミラノ・コルティナ五輪」のスノーボード会場について紹介します。
スリルと興奮が交差する「リヴィーニョ・スノーパーク」は、世界最高峰のトリックが繰り広げられるスノーボードとフリースタイルスキーのメインステージです。
標高1,816メートル、スイス国境に近い美しいリヴィーニョ渓谷に位置し、これまで数々の国際大会を開催してきた実績を持つ、まさに「雪上の劇場」です。
ここが見どころ!
- 革新的なレイアウト: 5つの競技エリアが1つのフィニッシュゾーンに集約されています。
これにより、観客は複数の競技を同時に、かつ間近で体感できるという、他にはない圧倒的な没入感を味わえます。 - 夜空に輝く巨大ジャンプ台: 目玉は何といっても高さ50メートルを超える「ビッグエア」のジャンプ台です。
夜間競技ではライトアップされ、幻想的な雰囲気の中でアスリートたちが夜空へ舞い上がります。 - 多彩なコース:
- スキークロス: 1,100メートルにわたる連続ジャンプと激しい競り合い。
- ハーフパイプ: 壁の高さ7メートル以上を誇る巨大な雪の溝。
- スロープスタイル: 25メートル超のビッグジャンプを繰り出す高難度セクション。
- スキークロス: 1,100メートルにわたる連続ジャンプと激しい競り合い。
アスリートも認める「聖地」
ニック・ゲッパーやビリー・モーガンといった歴代のオリンピックメダリストたちがその才能を証明してきたこの場所は、2026年、世界中のファンに最もエキサイティングな瞬間を提供することでしょう。
現地観戦を予定している方は、会場周辺の宿泊施設もあわせてチェックしてみてください。(参考:楽天トラベル)
※会場情報は、ミラノ・コルティナ2026大会組織委員会の公式発表(2026年1月時点)に基づいています。
出典・参考文献
本記事の執筆日:2026年1月25日
内容は出典・参考文献情報(2026年1月25日時点)をもとに整理・解説しています。
