坂本花織(さかもと かおり)さんは、日本女子フィギュアスケート界を牽引し続ける「世界の女王」です。
2022年北京オリンピックで個人戦銅メダル・団体戦銀メダルを獲得し、その後も世界選手権3連覇という56年ぶりの歴史的快挙を成し遂げました。
坂本花織さんの最大の特徴は、スピードとパワーを兼ね備えたダイナミックな演技と、ミスを許さない圧倒的な完成度にあります。
氷上で見せる世界女王としての威厳と、リンクを降りたときの明るくユーモアあふれる素顔とのギャップも、多くのファンを惹きつけてやみません。
4歳でスケートを始め、地元・神戸を拠点に歩んできた坂本花織さんの経歴は、挑戦と進化の連続でした。
2025-2026シーズン限りでの現役引退を表明し、最後のオリンピックとなるミラノ・コルティナ五輪を目前に控えた今、彼女の歩みと強さを改めて振り返る意義は非常に大きいと言えるでしょう。
本記事では、坂本花織さんの経歴、世界の頂点に立ち続ける特徴、そして人々を魅了する理由を、分かりやすく詳しく解説します。
坂本花織の経歴(アスリートとしての成績)を紹介
坂本花織さんの競技人生は、常に進化と挑戦の連続でした。
ジュニア時代から国際大会で頭角を現し、シニア転向後も驚異的なスピードで世界のトップへと登り詰めました。
主な競技成績一覧
坂本花織さんは、世界選手権での3連覇や全日本選手権での5連覇など、フィギュアスケートの歴史を塗り替える驚異的な成績を残し続けています。
これまでの主要な国際・国内大会における華麗な戦歴を一覧にまとめました。
| 大会名 | 主な成績 |
| オリンピック | 2022北京:銅メダル(個人)、銀メダル(団体)/2018平昌:6位入賞 |
| 世界選手権 | 3連覇達成(2022年、2023年、2024年) |
| グランプリファイナル | 2023年 優勝、2025年 3位 |
| 四大陸選手権 | 2018年 優勝 |
| 全日本選手権 | 5連覇(2021-2025年)、計6回優勝 |
| 世界ランキング | 1位(2022-23シーズン等、通算1位を複数回記録) |
坂本花織の経歴の歩み
坂本花織さんは2017-18シーズンにシニアデビューを果たすと、いきなり四大陸選手権で優勝し、平昌オリンピックで6位入賞を果たすという鮮烈なデビューを飾りました。
2018年には全日本選手権で初優勝し、日本のエースとしての地位を確立します。
特筆すべきは、2022年の北京オリンピック以降の圧倒的な強さです。
ロシア勢不在の中で迎えた2022年世界選手権で初優勝を飾ると、翌2023年には日本勢初の2連覇、さらに2024年にはペギー・フレミングさん以来56年ぶりとなる世界選手権3連覇を達成しました。
国内でもその強さは圧倒的で、2025年12月の全日本選手権では5連覇を成し遂げ、2026年ミラノ・コルティナ五輪の代表権を勝ち取っています。
圧倒的な強さで世界を驚かせ続ける坂本花織さん。
その強さの裏側に迫るインタビューや、輝かしい軌跡を収めた一冊もぜひチェックしてみてください。
『フィギュアスケートLife Vol.35』は、坂本花織さんが世界選手権3連覇という歴史的快挙を成し遂げた後の、集大成を記録した一冊です。
坂本花織の特徴を紹介
坂本花織さんの演技には、他の選手とは一線を画す明確な「強み」があります。
それは、圧倒的なスピード感と、ジャンプのダイナミックさです。
坂本花織の技術・演技の特徴
坂本花織選手の強さは「難しい技を増やす」よりも、「スピードに乗ったままミスなく美しく滑り切る完成度の高さ」で点数を積み上げている点にあります。
世界選手権3連覇という偉業を成し遂げた坂本花織さんは、他の追随を許さない圧倒的なスピード感と、ダイナミックかつ正確な技術力に支えられています。
審判からも高く評価される、彼女ならではの卓越したスキルと演技の魅力を詳しく見ていきましょう。
| 特徴項目 | 詳細 |
| ジャンプの質 | 幅と高さがあり、着氷後の流れが非常にスムーズ(高いGOE加点) |
| スケーティング | リンク全体をハイスピードで駆け抜けるパワフルな伸び |
| ジャンプ構成 | フリップ、トウループを得意とし、後半に高難度を固める構成 |
| 精神面 | 「負けず嫌い」な性格で、逆境での集中力が極めて高い |
圧巻のパワフルスケーティング
坂本花織さんの最大の特徴は、「幅・高さ・着氷後の流れ」が揃ったダイナミックなジャンプです。
特に3回転フリップ-3回転トウループのコンビネーションは世界屈指の質を誇り、審判から高い加点(GOE)を引き出します。
トリプルアクセル(3回転半)を構成に入れずとも、全ての要素を高い完成度で遂行することで、世界歴代上位のスコアを叩き出す能力を持っています。
また、彼女の演技を支えているのは、卓越したエッジワークによるスケーティング技術です。
一漕ぎで大きく伸びる加速力は、観客に爽快感を与え、演技全体に壮大なスケール感をもたらします。
近年はブノワ・リショーさんやマリー=フランス・デュブレイユさんの振付により、力強さだけでなく繊細な表現力や洗練された大人の色香も加わり、技術・芸術の両面で完成の域に達しています。
坂本花織のプロフィールを紹介
氷上では凛々しい女王の顔を見せる坂本花織さんですが、その素顔は非常に明るく、周囲を笑顔にする魅力に溢れています。
坂本花織さんのプロフィール
世界を舞台に活躍し、多くのファンに勇気を与える坂本花織さん。
その強靭なメンタルと卓越した技術を支える背景には、どのような素顔があるのでしょうか。
ここでは、坂本さんの生年月日や出身地といった基本情報から、プライベートな趣味までを分かりやすくプロフィールにまとめました。
| 生年月日 | 2000年4月9日 |
| 出身地 | 兵庫県神戸市 |
| 身長 | 159cm |
| 所属 | シスメックス(Sysmex) |
| 出身校 | 神戸野田高等学校、神戸学院大学経営学部卒業 |
| 趣味・特技 | ドライブ、映画鑑賞、図画工作、水泳、長距離走 |
お笑いキャラと「漫才」のような師弟関係
坂本花織さんはフィギュアスケート界では珍しい「お笑いキャラ」として知られており、その明るい性格は多くのファンに愛されています。
コーチの中野園子さんとのやり取りは非常に親密で、キス・アンド・クライでの会話が「漫才のよう」と称されることもあります。
コーチから「脚を閉じなさい」と注意されるシーンはファンの間では定番の光景です。
スケートを始めたきっかけは、2003年のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』を観て興味を持ったことだそうです。
同じ神戸出身の三原舞依さんとは、ライバルでありながら非常に仲が良く、お互いを高め合う素晴らしい関係を築いています。
坂本花織さんは地元・神戸への愛が深く、赤ちゃん時代の手形・足形が神戸市営地下鉄の駅に飾られているというエピソードもあります。
これは2001年の地下鉄海岸線開業を記念し、2000年に生まれた「ミレニアムベイビー」を対象に募集されたもので、全10駅に約3,500人分が展示されています。
現在では、新長田駅にある坂本花織選手のものだけでなく、三宮・花時計前駅には柔道の阿部詩選手、ハーバーランド駅には女子ゴルフの古江彩佳選手や安田祐香選手など、同じく2000年生まれのトップアスリートたちの手形が並ぶ「聖地」として、多くのファンに親しまれています。
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坂本花織に関するよくある質問(Q&A)
世界女王としてフィギュアスケート界を牽引する坂本花織選手について、ファンの皆さんが特に気になっている疑問や、彼女の強さの秘密をQ&A形式で分かりやすくまとめました。
- 坂本花織選手はいつ引退しますか?
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2025年に、2025-2026年シーズン(ミラノ・コルティナ五輪シーズン)を最後に現役を引退することを表明しています。
- 坂本花織選手の強さは何ですか?
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圧倒的なスケーティングスピードと、そこから繰り出される幅と高さのあるダイナミックなジャンプです。
特に3回転フリップ-3回転トウループの完成度は世界一と評されています。
- 坂本花織選手はトリプルアクセルを跳びますか?
-
練習では着氷していますが、試合の構成には入れていません。
他のジャンプの質やスケーティング技術で、トリプルアクセルなしでも世界最高得点圏をマークできるのが彼女の凄さです。
- 坂本花織選手のニックネームは?
-
ファンや仲間からは「かおちゃん」の愛称で親しまれています。
- 坂本選手がスケートを始めたきっかけは?
-
2003年のNHK連続テレビ小説『てるてる家族』を見て興味を持ったことがきっかけです。
世界選手権3連覇という偉業を成し遂げた坂本花織さん。
その圧倒的なパワーの源を知ると、同様に「世界最強」と称される他のトップアスリートの強さの秘密も気になりませんか?
坂本花織さんと同じく、冬季五輪での活躍が期待されるアスリートの記事もあわせてチェックしてみてください。
まとめ|未来へ繋ぐ「決意の手紙」と進化し続ける女王
坂本花織さんは、2022年の北京オリンピックでのメダル獲得、そして世界選手権3連覇という偉業を成し遂げ、名実ともに世界の頂点に君臨しました。
彼女が体現する「高さとスピードを兼ね備えた美しいフィギュアスケート」は、採点競技における一つの理想形とも言えるでしょう。
しかし、坂本花織さんは現状に満足することなく、常に「次はもっとパーフェクトに」という向上心を持ち続けてきました。
2025年には、2025-26シーズン限りでの現役引退を表明し、表参道駅ではファンへ向けた直筆の「決意の手紙」を公開するなど、自身の集大成に向けた覚悟を示しています。
ファンの間でも涙なしには読めないと話題になりました。
最後の舞台となる2026年ミラノ・コルティナ五輪では、日本代表の旗手という重責も担うことが決まっており、彼女のスケート人生のラストダンスに世界中の注目が集まっています。
常に笑顔を絶やさず、苦しい練習さえも「お笑い」に変えて乗り越えてきた坂本花織さん。
彼女が氷上に刻む最後の軌跡が、どのような輝きを放つのか。私たちはその一瞬一瞬を、大切に見守っていきたいと思います。
会場案内|ミラノ・コルティナ五輪 フィギュアスケート会場
2026年冬季オリンピックのフィギュアスケートおよびショートトラックの舞台となるのは、ミラノの「ミラノ・アイススケートアリーナ(通称:ウニポル・フォルム)」です。
ヨーロッパ屈指のスポーツ施設として知られるこの会場は、今回の大会に向けて大規模な改修が行われ、最新鋭のオリンピック会場へと生まれ変わりました。
ここがポイント!
- アクセスの良さ: ミラノ市中心部からわずか数キロに位置し、地下鉄で簡単にアクセス可能な非常に便利な立地です。
- 臨場感あふれる空間: 約11,500席の収容人数を誇り、観客に特別な一体感と感動を提供します。
- 競技に合わせた高度な設営: フィギュアスケート特有の「厚みのある氷」の管理はもちろん、ショートトラック用の防護パッドを撤去して広い演技スペースを確保するなど、両競技の魅力を最大限に引き出す設計が施されています。
大会後のレガシー
大会終了後も、このアリーナは常設のアイスリンクとして残り、イタリアの若いスケーターたちが才能を磨き、情熱を育むアイススポーツの重要拠点として活用され続けます。
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※会場情報は、ミラノ・コルティナ2026大会組織委員会の公式発表(2026年1月時点)に基づいています。
出典・参考文献
本記事の執筆日:2026年1月23日
内容は出典・参考文献情報(2026年1月23日時点)をもとに整理・解説しています。
