スターアニス(すたーあにす)は、2023年2月4日生まれの現役牝馬です。
栗毛の鮮やかな馬体と、レースで見せる鋭い末脚が魅力で、すでに競馬ファンから大きな注目を集めています。
2025年12月現在、通算3戦1勝、重賞レースである中京2歳ステークス(GIII)で2着という実績を持ち、今後のクラシック戦線を賑わす一頭として期待されています。
スターアニスは、名門ノーザンファームで生産され、吉田勝己さんが馬主を務める、まさに期待の良血牝馬です。
さらに、今後の大舞台「阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)」にも登録されており、2歳女王を目指す戦いに挑もうとしています。
この記事を通して、スターアニスの魅力を多角的に理解していただけるはずです。
今後のレースで注目するポイントや、馬券検討の参考にもなる情報を多数ご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
【現役】スターアニスの牧場(生産者)とプロフィールを紹介
スターアニスは、競走馬育成の名門・ノーザンファームで生産された良血牝馬です。
ノーザンファームは、日本中央競馬界において圧倒的な実績を誇る生産牧場で、数多くのGⅠ馬を輩出してきました。
スターアニスもまた、同牧場が手がけた期待馬の一頭として育成され、早くも注目を集めています。
調教師は高野友和(たかの ともかず)さん。
栗東所属で、多くの素質馬を育て上げてきた名伯楽です。
スターアニスはこの高野厩舎にて、着実に成長を遂げています。
また、馬主は競馬界でも著名な吉田勝己(よしだ かつみ)さん。
彼が所有する馬は多数のGⅠタイトルを獲得しており、スターアニスにもその流れが引き継がれることが期待されます。
以下は、スターアニスの基本的なプロフィールを表にまとめたものです。
スターアニスの基本プロフィール
| 馬名 | スターアニス(Star Anise) |
| 性別 | 牝(メス) |
| 生年月日 | 2023年2月4日 |
| 毛色 | 栗毛 |
| 生産者 | ノーザンファーム(北海道安平町) |
| 馬主 | 吉田勝己さん |
| 調教師 | 高野友和さん(栗東所属) |
| 所属厩舎 | 栗東・高野厩舎 |
| セリ取引価格 | 非公開(※提供情報には記載なし) |
| 獲得賞金(中央) | 1,848万円(2025年12月時点) |
| 通算成績 | 3戦1勝[1-1-0-1] |
| 主な勝鞍 | 2025年 2歳未勝利 |
| 登録レース | 2025年12月14日 阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ) |
生産者・馬主・調教師という三位一体の体制が整っており、今後のクラシック戦線でも中心的存在になる可能性を秘めています。
特にノーザンファーム出身の牝馬は、近年の2歳牝馬戦線でも安定した成績を残しており、スターアニスもその系譜を継ぐ存在と言えるでしょう。
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【現役】スターアニスの競走成績紹介
スターアニスは、2025年6月29日に小倉競馬場でデビューして以降、すでに3戦を経験しています。
その中で1勝を挙げ、さらに重賞レースである中京2歳ステークス(GⅢ)で2着に好走しており、早くも注目の2歳馬として競馬ファンの間で評価が高まっています。
競走成績の詳細は以下の通りです。
スターアニスの競走成績一覧
| 日付 | 天気 | レース名 | 着順 | 騎手 | 距離 | 馬場 | タイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025/08/31 | 晴 | 中京2歳S(GⅢ) | 2着 | 松山弘平 | 芝1400m | 良 | 1:19.4 |
| 2025/07/12 | 晴 | 2歳未勝利 | 1着 | 松山弘平 | 芝1200m | 良 | 1:08.0 |
| 2025/06/29 | 晴 | 2歳新馬 | 5着 | 松山弘平 | 芝1200m | 良 | 1:10.2 |
注目すべきポイント
- デビュー戦(6/29)では5着に敗れるも、後方から上がり最速級の脚を見せ、素質の片鱗をのぞかせました。
- 2戦目(7/12)で初勝利を挙げ、タイム1:08.0は小倉芝1200mとしては優秀な時計。人気は4番人気ながら、2着に1.1秒差をつける圧巻の勝利。
- 3戦目(8/31)は重賞「中京2歳S(GⅢ)」に出走。1番人気に支持され、見事2着に好走。勝ち馬と着差なし(0.0秒差)と接戦を演じました。
このように、スターアニスはデビューから短期間で重賞戦線に対応できるスピードと適応力を見せています。
特に、2歳未勝利戦での圧勝劇と重賞での連対実績は、今後のクラシック戦線でも無視できない存在となる証拠です。
また、すべてのレースで芝コースを選択していることからも、芝への適性が非常に高いことがうかがえます。
【現役】スターアニスの走りの特徴を紹介
スターアニスは、芝の短距離(1200〜1400m)で高い適性を示す先行型のスピード馬です。
これまでのレース内容からも、スタート後に好位につけてからのスムーズな加速と粘り強い末脚が特徴として現れています。
特に2戦目である小倉芝1200mの勝利は、ラスト1ハロンの粘りが目立ち、スタミナ面の成長も期待できる走りでした。
スターアニスの走りの適性と特徴
| 分類 | 適性・傾向 | 補足説明 |
|---|---|---|
| 芝・ダート | 芝:◎ / ダート:未知数 | 全3戦すべて芝。ダート経験はなしだが、母系に芝向きの血が豊富 |
| 距離適性 | 短距離(1200〜1400m):◎ | 小倉1200mと中京1400mで好走。中距離以上は未知数 |
| 脚質 | 先行〜差し:○/追い込み:△ | 前目につけて粘り込むタイプ。脚質的に展開に左右されにくい |
| 上がり性能 | 切れ味:○/持続力:◎ | 特に中京2歳Sでは直線でしっかり伸びており、持続型の末脚が光る |
| 馬場適性 | 良馬場:◎/稍重〜重馬場:不明 | すべて良馬場での出走。重馬場の経験がないため、適応力は未知 |
| 成長力 | 今後の成長余地:◎ | 血統的にも晩成傾向があり、今後のレースでさらなる上昇が見込める |
レースごとの特徴分析
- デビュー戦(5着)では中団後ろから進めて直線で差を詰めるも伸びきれず。経験を積めば上位争いが可能な片鱗を見せました。
- 2戦目(1着)は好位追走から直線で抜け出す競馬。スピードの持続性と加速力が強みとして表れました。
- 3戦目(2着)は重賞初挑戦にもかかわらず、落ち着いたレース運びで、レベルの高い相手に対してもしっかり食らいつきました。
スターアニスの走りは、現時点では完成度が高く、早期から活躍できるタイプと評価できます。
加えて、今後の成長次第ではマイル路線や牝馬限定重賞でも十分戦えるポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。
【現役】スターアニスの血統を紹介
スターアニスは、父に米国産のスピード馬・ドレフォン、母に重賞2勝のエピセアロームを持つ良血牝馬です。
父系・母系ともにスプリント〜マイル路線での活躍馬が並び、2歳戦から高い完成度を見せているのは血統的な裏付けがあると言えるでしょう。
特に注目すべきは、母エピセアロームが現役時代に小倉2歳ステークス(GIII)やセントウルステークス(GII)を制した快速馬であること。
さらに、母の父ダイワメジャーは、日本を代表する名マイラーであり、産駒も芝の短中距離で活躍しています。
以下に、スターアニスの血統構成を父系・母系に分けた表形式でご紹介します。
スターアニスの血統表
| 系統 | 馬名 | 主な実績・特徴 |
|---|---|---|
| 父 | ドレフォン(Drefong) | 米国産・スプリンター。BCスプリントなどGⅠ2勝。産駒にスピード型多数 |
| 父の父 | Gio Ponti | 米国芝中距離馬。GⅠ3勝、BCクラシック2着などの実績 |
| 父の母 | Eltimaas | Ghostzapper産駒、母系にPrimal Force系統のパワー血統 |
| 母 | エピセアローム | 小倉2歳S、セントウルS優勝。芝1200〜1400mを中心に重賞で活躍 |
| 母の父 | ダイワメジャー | 安田記念、マイルCSなどGⅠ5勝。芝のマイル〜中距離で実績 |
| 母の母 | ラタフィア | Cozzene系。牝系に活躍馬多数(ラターシュ・バルサムノートなど) |
血統的な特徴と強み
- スピード×スピードの掛け合わせ
父ドレフォンも母エピセアロームも短距離志向のスピード馬であり、その特性はスターアニスの走りにも明確に反映されています。 - 母系の牝系は重賞馬多数の名牝系
母エピセアロームは自らが重賞馬であり、産駒にも中央4勝のバルサムノートなどがいて、非常に安定した成績を残しています。 - Northern Dancerクロスあり(5×5)
血統内に名種牡馬ノーザンダンサーのクロスが入り、芝適性の高さと完成度の早さに影響を与えていると考えられます。
スターアニスの血統構成は、芝短距離・マイル路線に特化した完成度の高い配合となっており、2歳戦から勝ち上がれる下地が十分にある内容です。
将来的には繁殖牝馬としても非常に高い価値を持つと予想され、今後の動向から目が離せません。
まとめ|重賞戦線で注目!スターアニスの未来に期待
スターアニスは、ノーザンファーム生産の良血馬として、早くも競馬ファンから熱い視線を集めている注目の2歳牝馬です。
デビュー戦では敗れたものの、2戦目で初勝利を挙げると、続く中京2歳ステークス(GⅢ)では1番人気に支持されて2着に好走。
特にそのレースでは、直線での持続力と先行力が光り、重賞クラスでも十分戦えるだけの資質を証明しました。
また、血統面でも非常に魅力的です。
父はアメリカの名スプリンター・ドレフォン、母は芝短距離の重賞を2勝したエピセアロームというスピードと早熟性を兼ね備えた配合です。
さらに、母系にはバルサムノートなど中央で活躍する近親馬も多く、信頼度の高い牝系に支えられた馬であることが分かります。
今後、スターアニスは12月14日(日)の「阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)」への出走を予定しており、2歳牝馬の頂点を目指して大一番に挑みます。
本記事の執筆日:2025年12月8日
内容はnetkeiba掲載情報(2025年12月8日時点)に基づいています。
